シベリア文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 02:47 UTC 版)
北アジアやシベリアの神話・民話にも、世界樹が登場するものがある。サモイェードの神話では、世界樹はこの世界と地下世界、より上方の世界を接続する役割を果たしている。また世界樹は、サモイェードのシャーマンたちに太鼓を与え、彼らが異世界を旅する手助けをしている母なる自然のシンボルでもある。 またモンゴル系民族やテュルク系民族のテングリ信仰の中にも、世界樹のシンボルが含まれていることがある。 また、朝鮮半島三国時代初期の新羅では、周辺国では見られない樹状のデザインの冠が用いられた。このことは、世界樹観念を持つシベリア、またより西方世界と新羅王国の関係性を推測する説の根拠の一つとなっている。
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