システマティック故障(決定論的原因故障)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 14:36 UTC 版)
「IEC 61508」の記事における「システマティック故障(決定論的原因故障)」の解説
ソフトウェア及びハードウェアの設計開発の中で、仕様の曖昧さ、設計の想定外、テスト漏れを原因としたフォールト、不具合、バグを対象とした故障である。JIS規格では、「正しい知識,認識,対策の欠如などの原因の決定的に関連する想定外の故障又は失敗。この原因は,設計の部分改修,製造過程,運転手順,文書化又はその他の関係する要因の修正によってだけ除くことができる[IEV 191(IEC 60050-191)-04-19]」と定義されている。システマティック故障対策は、故障回避と、故障コントロール(管理または制御)からなる。システマティック故障は,設計の誤りや製造誤り(ミス)など、主に人間の失敗(エラー)によるもので,これに対しては全安全循環(ライフサイクル)の16段階(フェーズ)における安全評価・対策により防ぎ、再発防止のための文書化を要求している。
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