システマティック・リスクと個別リスクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > システマティック・リスクと個別リスクの意味・解説 

システマティック・リスクと個別リスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 04:08 UTC 版)

資本資産価格モデル」の記事における「システマティック・リスクと個別リスク」の解説

金融資産 i {\displaystyle i} の収益率R i {\displaystyle R_{i}} として次の変数 ϵ i {\displaystyle \epsilon _{i}} を定義する。 ϵ i = R i − ( r f + β i m ( R mr f ) ) {\displaystyle \epsilon _{i}=R_{i}-{\Big (}r_{\mathrm {f} }+\beta _{i\mathrm {m} }{\Big (}R_{\mathrm {m} }-r_{\mathrm {f} }{\Big )}{\Big )}} この時、 ϵ i {\displaystyle \epsilon _{i}} と R m {\displaystyle R_{\mathrm {m} }} の共分散は0である。実際C o v ( ϵ i , R m ) = C o v ( R i , R m ) − β i m V a r ( R m ) = C o v ( R i , R m ) − C o v ( R i , R m ) V a r ( R m ) V a r ( R m ) = 0 {\displaystyle \mathrm {Cov} (\epsilon _{i},R_{\mathrm {m} })=\mathrm {Cov} (R_{i},R_{\mathrm {m} })-\beta _{i\mathrm {m} }\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })=\mathrm {Cov} (R_{i},R_{\mathrm {m} })-{\frac {\mathrm {Cov} (R_{i},R_{\mathrm {m} })}{\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })}}\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })=0} となる。よって R i {\displaystyle R_{i}} の分散V a r ( R i ) = β i m 2 V a r ( R m ) + V a r ( ϵ i ) {\displaystyle \mathrm {Var} (R_{i})=\beta _{i\mathrm {m} }^{2}\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })+\mathrm {Var} (\epsilon _{i})} と二つ要因分割できる右辺第1項システマティック・リスク(英: systematic risk)と呼び、第2項個別リスク(英: idiosyncratic risk)と言うCAPM線形性からこの関係はポートフォリオ収益率分散にも成り立つ。ポートフォリオ市場ポートフォリオに近づけば個別リスク小さくなるので、分散投資重要性についての言及はこの結果前提としている場合が多い。

※この「システマティック・リスクと個別リスク」の解説は、「資本資産価格モデル」の解説の一部です。
「システマティック・リスクと個別リスク」を含む「資本資産価格モデル」の記事については、「資本資産価格モデル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「システマティック・リスクと個別リスク」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「システマティック・リスクと個別リスク」の関連用語

システマティック・リスクと個別リスクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



システマティック・リスクと個別リスクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの資本資産価格モデル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS