シカゴ‐マラソンとは? わかりやすく解説

シカゴ‐マラソン【Chicago marathon】


シカゴマラソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 00:53 UTC 版)

シカゴマラソン
開催地 シカゴ
開催時期 10月第二日曜日
種類 公道コース
距離 マラソン
創立 1977年
スポンサー バンク・オブ・アメリカ
公式サイト www.chicagomarathon.com

シカゴマラソン英語: Chicago Marathon)は、毎年10月の第二日曜日に、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで開催される、ワールドアスレティックスエリートプラチナラベルのマラソン大会であり[1]ワールドマラソンメジャーズの一つである[2]

制限時間は6時間で、世界のトップランナーや市民ランナー約40,000人が参加する。平坦な高速コースとして知られる。

参加

市民ランナーの参加については、条件を満たすランナーにまず出場権を与えた後、定員の残りを抽選枠とする方式をとっている。

1、保証出場(Guaranteed Entry、条件を満たして応募すれば必ず出場できる。2014年は13,750人)
(1)Legacy Finishers:過去10年間にシカゴマラソンを5回以上完走している者 (2014年は2,700人)
(2)Time Qualifiers:資格タイムを満たす者(指定期間内におけるフルマラソンで男子3:15:00、女子3:45:00以内の記録。2014年は4,100人)
(3)Charity Runners:公式チャリティに参加する者(2014年は6,600人)
(4)International Tours:海外提携旅行会社からのツアー参加(2014年は350人)

2、抽選
1以外の一般応募者から抽選(2014年は 31,250人)

参考⇒ほかの世界の大規模マラソン:ニューヨークシティマラソンボストンマラソンロンドンマラソンベルリンマラソンパリマラソン東京マラソン

歴代優勝者

 太字 は世界記録、 太字 は大会記録(いずれも当時)。

日付 男子選手 タイム 女子選手 タイム
1 1977年9月25日  Dan Cloeter (USA) 2:17:52  Dorothy Doolittle (USA) 2:50:47
2 1978年9月24日  Mark Stanforth (USA) 2:19:20  Lynae Larson (USA) 2:59:25
3 1979年10月21日  Dan Cloeter (USA) -2- 2:23:20  Laura Michalek (USA) 3:15:45
4 1980年9月28日  Frank Richardson (USA) 2:14:04  Sue Peterson (USA) 2:45:03
5 1981年9月27日  Phil Coppess (USA) 2:16:13  Tina Gandy (USA) 2:49:39
6 1982年9月26日  グレッグ・メイヤー (USA) 2:10:59  Nancy Conz (USA) 2:33:23
7 1983年10月16日  Joe Nzau (KEN) 2:09:44  ロザ・モタ (PRT) 2:31:12
8 1984年10月21日  スティーブ・ジョーンズ (GBR) 2:08:05  ロザ・モタ (PRT) -2- 2:26:01
9 1985年10月20日  スティーブ・ジョーンズ (GBR) -2- 2:07:13  ジョーン・ベノイト (USA) 2:21:21
10 1986年10月26日  瀬古利彦 (JPN) 2:08:27  イングリッド・クリスチャンセン (NOR) 2:27:08
1987年10月25日 ハーフマラソンのみ開催
11 1988年10月30日  アレハンドロ・クルス (MEX) 2:08:57  リサ・ワイデンバック (USA) 2:29:17
12 1989年10月29日  ポール・デイヴィス・ヘイル (GBR) 2:11:25  リサ・ワイデンバック (USA) -2- 2:28:15
13 1990年10月28日  マーティン・ピタヨ (MEX) 2:09:41  アウロラ・クーニャ (PRT) 2:30:11
14 1991年10月27日  ホセルド・ロチャ (BRA) 2:14:33  ミッド・ハムリン・セノウスカ (SWE) 2:36:21
15 1992年10月25日  ホセ・セザール・デ・ソウザ  (BRA) 2:16:14  リンダ・ソマース (USA) 2:37:41
16 1993年10月31日  ルイス・アントニオ・ドスサントス (BRA) 2:13:15  リトゥヤ・レメティネン (FIN) 2:33:18
17 1994年10月30日  ルイス・アントニオ・ドスサントス (BRA) -2- 2:11:16  クリスティ・ジョンストン (USA) 2:31:34
18 1995年10月15日  イーモン・マーティン (GBR) 2:11:18  リトゥヤ・レメティネン (FIN) -2- 2:28:27
19 1996年10月20日  ポール・エバンス (GBR) 2:08:52  マリアン・サットン (GBR) 2:30:41
20 1997年10月19日  ハーリド・ハヌーシ (MAR) 2:07:10  マリアン・サットン (GBR) -2- 2:29:03
21 1998年10月11日  オンドロ・オソロ (KEN) 2:06:54  ジョイス・チェプチュンバ (KEN) 2:23:57
22 1999年10月24日  ハーリド・ハヌーシ (MAR) -2- 2:05:42  ジョイス・チェプチュンバ (KEN) -2- 2:25:59
23 2000年10月22日  ハーリド・ハヌーシ (USA) -3- 2:07:01  キャサリン・ヌデレバ (KEN) 2:21:33
24 2001年10月7日  ベン・キモンジュ (KEN) 2:08:52  キャサリン・ヌデレバ (KEN) -2- 2:18:47
25 2002年10月13日  ハーリド・ハヌーシ (USA) -4- 2:05:56  ポーラ・ラドクリフ (GBR) 2:17:18
26 2003年10月12日  エバンス・ルット英語版 (KEN) 2:05:50  スベトラーナ・ザハロワ (RUS) 2:23:07
27 2004年10月10日  エバンス・ルット (KEN) -2- 2:06:16  コンスタンティナ・トメスク (ROU) 2:23:45
28 2005年10月9日  フェリックス・リモ (KEN) 2:07:02  ディーナ・カスター (USA) 2:21:25
29 2006年10月22日  ロバート・チェルイヨット (KEN) 2:07:35  ベルハネ・アデレ (ETH) 2:20:42
30 2007年10月7日  パトリック・イブチ (KEN) 2:11:11  ベルハネ・アデレ (ETH) -2- 2:33:49
31 2008年10月12日  エバンス・チェルイヨット (KEN) 2:06:25  リディア・グリゴリエワ (RUS) 2:27:17
32 2009年10月11日  サムエル・ワンジル (KEN) 2:05:41  リリア・ショブホワ (RUS) 2:25:56
33 2010年10月10日  サムエル・ワンジル (KEN) -2- 2:06:24  リリア・ショブホワ (RUS) -2- 2:20:25
34 2011年10月9日  モーゼス・モソップ (KEN) 2:05:37  リリア・ショブホワ (RUS) -3- 2:18:20
35 2012年10月7日  ツェガエ・ケベデ (ETH) 2:04:38  アツェデ・バイッサ英語版 (ETH) 2:22:03
36 2013年10月13日  デニス・キメット (KEN) 2:03:52  リタ・ジェプトゥー (KEN) 2:19:57
37 2014年10月12日  エリウド・キプチョゲ (KEN) 2:04:11  リタ・ジェプトゥー (KEN) -2- 2:24:35
38 2015年10月11日  ディクソン・チュンバ英語版 (KEN) 2:09:25  フローレンス・キプラガト英語版 (KEN) 2:23:33
39 2016年10月9日  アベル・キルイ (KEN) 2:11:23  フローレンス・キプラガト (KEN) -2- 2:21:32
40 2017年10月8日  ゲーレン・ラップ (USA) 2:09:20  ティルネシュ・ディババ (ETH) 2:18:31
41 2018年10月7日  モハメド・ファラー (GBR) 2:05:11  ブリジット・コスゲイ (KEN) 2:18:35
42 2019年10月13日  ローレンス・チェロノ英語版 (KEN) 2:05:45  ブリジット・コスゲイ (KEN) -2- 2:14:04
43 2021年10月10日  Seifu Tura (ETH) 2:06:12  Ruth Chepngetich (KEN) 2:22:31
44 2022年10月9日  ベンソン・キプルト (KEN) 2:04:24 ルース・チェプンゲティチ 2:14:18
45 2023年10月8日  ケルヴィン・キプタム (KEN) 2:00:35

車いすの部 (車いすマラソン)

1980年、Jane Schiffが3時間02分38秒で車いす使用者として初めて完走したが記録は非公式扱いであった。1989年、公式に車いすの部が設置され、男子はScott Hollonbeckが1時間45分30秒で、女子は Ann Cody Morrisが1時間58分51秒で優勝した。(※)なお、2009年には日本の副島正純が2位に、2010年には日本の土田和歌子が2位に入っている。

※出典公式サイトhistoryより

他の大会との関係

大阪マラソン

シカゴマラソンは、同市の姉妹都市である大阪市で催される大阪マラソンと提携関係にある[3]2013年の姉妹都市提携40周年記念イベント関連の交流事業や、大会代表者の表敬訪問など各種の交流が行われている[3]

脚注

  1. ^ IAAF Label Road Races Archive”. 国際陸上競技連盟. 2015年4月19日閲覧。
  2. ^ World Marathon Majors”. ワールドマラソンメジャーズ. 2009年4月22日閲覧。
  3. ^ a b 大阪市ウェブサイト. “大阪市民の方へ 姉妹都市 (シカゴ)”. 2015年2月12日閲覧。

外部リンク


シカゴマラソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 12:26 UTC 版)

ロージー・スウェイル・ポープ」の記事における「シカゴマラソン」の解説

世界一周マラソン途上2006年カナダエドモントン到着する予定1週間あけた。チャリティー活動支援する招待選手としてシカゴマラソンに参加する4時40分かけて完走するエドモントン戻り、ふたたび世界一周計画再開した

※この「シカゴマラソン」の解説は、「ロージー・スウェイル・ポープ」の解説の一部です。
「シカゴマラソン」を含む「ロージー・スウェイル・ポープ」の記事については、「ロージー・スウェイル・ポープ」の概要を参照ください。

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