サーバー対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:38 UTC 版)
2017年現在[update]、活発にメンテナンスされている実装が複数存在する。GoogleのサーバーはQUICをサポートしており、プロトタイプのサーバーを公表している。Akamai Technologiesは2016年7月からQUICをサポートしている。quic-goと呼ばれるGo実装も利用でき、Caddyサーバーの実験的なQUICサポートに活用されている。2017年7月11日、LiteSpeed Technologiesはロードバランサー(WebADC)とLiteSpeed Web Server(英語版)の製品でQUICの正式なサポートを開始した。2019年10月 (2019-10)現在[update]、88.6%のQUIC対応ウェブサイトでLiteSpeedが使用されており、10.8%はNginxが使用されている。初期にはGoogleのサーバーのみがHTTP-over-QUIC接続をサポートしていたが、Facebookも2018年にこの技術を利用するようになった。CloudflareはQUICのサポートを2018年以来ベータ版として提供している。2021年3月 (2021-03)現在[update]、全ウェブサイトの5.0%のがQUICを使用している。Microsoft Windows Server 2022(英語版)は、HTTP/3とSMB over QUICプロトコルを、MsQuicを利用して対応している。CitrixのApplication Delivery Controller(Citrix ADC、NetScaler)は、バージョン13から、QUICプロキシとしても機能する。 さらに、複数の古いコミュニティプロジェクトが存在する。libquicは、ChromiumのQUIC実装を抽出し、必要な依存関係を最小化するように修正したライブラリである。libquicにはgoquicと呼ばれるGoバインディングがある。また、quic-reverse-proxyと呼ばれるDockerイメージが存在し、これは、QUICのリクエストを、オリジンサーバーが理解できる単純なHTTPリクエストに変換するリバースプロキシサーバーとして動作する。 .NET 5には、MsQuicライブラリを使用したQUICの実験的サポートが導入された。
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