サードパーティへのサポート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 23:01 UTC 版)
「Nintendo Switch」の記事における「サードパーティへのサポート」の解説
Wii Uにおける失敗要因の一つに、サードパーティのゲームソフト開発に必要なサポートが欠如しており、サードパーティ製のゲームライブラリが貧弱となっていた。その教訓を活かし、任天堂はNintendo Switchの開発段階からサードパーティの呼び込みを積極的に行った。早い段階でゲーム開発に取り掛かれるよう、多くのサードパーティに直接連絡を取った。任天堂はNintendo Switchのソフトウェア開発キットを、競合他社のコンソール機器の開発キットよりも低価格の約450USドル(約5万円)で提供しているため、低予算で開発されたインディーゲームを手掛ける小規模なデベロッパーまで手の出やすい開発環境である。これによりサードパーティの取り込みが成功。当初は2017年までに60タイトルのリリース予定だったインディーゲームは、予想を遥かに超える320タイトルがリリースされた。 また任天堂は以前まで、デベロッパーに対し独自開発したゲームエンジンとライブラリを提供する事に依存していた。しかし、Nintendo Switchから方針を変え、サードパーティが利用する既存のソフトウェア開発キットへの対応を進め、NVIDIAチップセットがサポートしている標準ライブラリを用いて、低コストでゲーム移植が可能となった。ユニティ・テクノロジーズ、Epic Games、クロノス・グループは、Unityというゲームエンジンを用いたNintendo Switchソフトの開発を支援した。また他にもUnreal Engine 4に対応し、またVulkanとOpenGLのグラフィックスAPIに対応している。
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