サベリエフ事件とは? わかりやすく解説

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サベリエフ事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 08:56 UTC 版)

サベリエフ事件(サベリエフじけん)とは、ロシア連邦によるスパイ事件[1]。在日ロシア通商代表部のウラジーミル・サベリエフが、2004年平成16年)9月頃から2005年(平成17年)5月頃にかけて、東芝グループの系列会社に勤める日本人会社員から、その勤務先の会社の先端科学技術に関する機密情報等を不正に入手し、対価として日本人会社員に報酬を支払っていた事件である[1][2]警視庁公安部は2005年10月、解雇された元社員とサベリエフを東京地方検察庁書類送検したが、サベリエフはそれに先立ち、ロシアに逃亡していた[2]


注釈

  1. ^ 「会社に与えた損害が小さい」というのが理由とされたが、会社側もこの事件を不名誉なことと考え、流出した技術はあまり重要ではなかったことにする判断があったものと推定される[2]

出典

  1. ^ a b ロシアによる対日諸工作”. 『焦点』第273号「先端科学技術等をねらった対日有害活動」. 警察庁 (2008年2月29日). 2022年5月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 北村滋 (2022年5月24日). “東芝、ニコン…日本企業の社員たちから"軍事に使える技術"を盗んだロシアスパイの手口”. PRESIDENT ONLINE. プレジデント社. 2022年5月30日閲覧。


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