サトゥルヌス神殿とは? わかりやすく解説

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サートゥルヌス神殿

(サトゥルヌス神殿 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/16 16:35 UTC 版)

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座標: 北緯41度53分33.07秒 東経12度29分3.06秒 / 北緯41.8925194度 東経12.4841833度 / 41.8925194; 12.4841833


サートゥルヌス神殿
所在地 第8区 フォルム・ロマヌム
建設年 紀元前501年
建設者 タルクィニウス・スペルブス
建築様式 古代ローマの神殿
関連項目 無し
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サートゥルヌス神殿ラテン語: Templum Saturni または Aedes Saturnusイタリア語: Tempio di Saturno)は、ローマ神話の神サートゥルヌスを祭った神殿で、イタリアローマフォロ・ロマーノの西端にある。

考古学

徐々に崩壊してほとんど何も残っていないが、正面のポルチコ部分として8本のペディメントの一部だけが残存している。ペディメントには Senatus Populusque Romanus incendio consumptum restituit と刻まれており、元老院ローマ市民が火災で失われたものを復元したことを意味している。

歴史

一部の文献は王政ローマの最後の王タルクィニウス・スペルブスが建てたとしており、別の文献はティトゥス・ラルキウス・フラウスだとしている。また、ガリア人による放火(紀元前4世紀初めごろのブレンヌスによるローマ侵略)の後にも修復されている。

共和政ローマ時代の国有財産をここに保管していたため、「アエラリウム (Aerarium)」すなわち「国庫」とも呼ばれた。この神殿はカンピドリオの丘まで続く古い坂道クリヴス・カピトリヌスの起点に位置していた。

現在の廃墟は3代目のサートゥルヌス神殿であり、2代目は283年に火災で破壊された。

内部

文献によると、内部にはベールで覆われて大鎌を持ったサートゥルヌスの木像があった。その脚には亜麻布が巻かれており、12月17日のサートゥルナーリアのときだけ解かれたという。

サートゥルヌスに捧げられた神殿だが、その第一の用途は共和政ローマの宝物庫アエラリウムであり[1]、国の保有するが収められていた。さらに、国家の公文書、重量単位の基準となる金属製の原器が収められていた。アエラリウムは後に別の建物に移され、公文書は近くのタブラリウム(公文書館)に移された。神殿の土台はコンクリートをトラバーチンで覆ったもので、ビラ貼りに使われていた。

脚注・出典


サトゥルヌス神殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 15:30 UTC 版)

フォロ・ロマーノ」の記事における「サトゥルヌス神殿」の解説

アエラリウムとも呼ばれ共和制から帝政時代にかけて国家宝物庫として機能した神殿である。ムナティウス・プランクスによって紀元前30年頃にも再建されているが、現在の神殿497年再度建設されたものである

※この「サトゥルヌス神殿」の解説は、「フォロ・ロマーノ」の解説の一部です。
「サトゥルヌス神殿」を含む「フォロ・ロマーノ」の記事については、「フォロ・ロマーノ」の概要を参照ください。

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