サゲの解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:47 UTC 版)
サゲは仮名手本忠臣蔵・四段目の判官切腹の段の、塩谷判官と大星由良之助のやり取りを踏まえたものである。すなわち、いわゆる「遅かりし由良之助」の場面であり、由良之助を待ちかねた判官が腹に刀を突き立てた直後に由良之助が到着するところのセリフ回しである。詳しくは仮名手本忠臣蔵#四段目・来世の忠義を参照のこと。
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サゲ(落ち)の解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/22 09:08 UTC 版)
この噺のサゲは店主の「おこわにかけやがったな」に対する若衆の「旦那の頭がごま塩」である。この「おこわ」と「ごま塩」がそれぞれダブルミーニングとなっている。 まず「おこわ」とは、一つに「お恐」と書いて計略にかけて人を騙すことを指す。店主の台詞は佐平次が自分を騙したことを意味している。一方で、もう一つの意味としてもち米を蒸した飯(強飯)がある。しばしば赤飯のことを、おこわと呼ぶこともあるが、正確には赤くしたおこわを赤飯という。 次に「ごま塩」とは、本来の意味の他に、黒髪と白髪が混ざった頭を、ごま塩頭と言う。つまり、作中では店主の頭を形容した言葉である。そして、おこわが炊けた状態を「ごま塩」と形容したり、おこわに「ごま塩」をかけて食べたりするため、「おこわ」に「ごま塩」が掛かってサゲとなる。 「おこわにかける」という言葉は現在通用しないことから、サゲにならないとして用いない落語家も多い。そのため、おのおのサゲの考案に腐心しているが、現在のところ「決定版」はない。
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