サウスブリッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/15 08:09 UTC 版)
サウスブリッジ (Southbridge) は、PCなどに用いられていたICの1つであり、CPUの周辺回路であるチップセットが、かつて2チップ構成であった時代に、CPUに近い側が「ノースブリッジ」と呼ばれ、CPUから遠くノースブリッジを介して接続されるICが「サウスブリッジ」と呼ばれる[1]。
サウスブリッジには、PCIe、USB、Wi-Fi、SATA、M.2、イーサネット(上位層)などの入出力ポートや、サウンド機能、BIOSインタフェース、リアルタイムクロックなどが備わっている。 ノースブリッジへの接続は、初期には汎用のI/OバスであるPCIバスで行われる事もあったが、米インテル社のDMIや、米AMD社のUnified Media Interface、VIA社のV-Linkなど、ノースブリッジ接続用の高速バスを排他的に用いて高速化が図られていた。
初期を除けば、CPUの製造メーカーが設計・販売することが一般的であった。
2000年頃からは、レガシーインタフェースである、キーボードやマウス用のPS/2ポートや、フロッピーディスク、シリアルポート、プリンタ用のパラレルポート、ISAバスといったものがサポートされなくなりはじめ、これに対応して、サウスブリッジにLPCバスで接続する「スーパーI/O」チップと呼ばれるICが作られるようになった[2]
脚注
- ^ 米インテル社では、サウスブリッジを"I/O Controller Hub, ICH"と呼んできた。
- ^ IEEE 1394も比較的省かれることの多いインタフェースになっている。
関連項目
サウスブリッジ
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「VIA Apollo P4X266」の記事における「サウスブリッジ」の解説
サウスブリッジとしてはVT8233またはVT8233Cが使用され、いずれも376ピンのBGAパッケージで提供された。 5個のPCIスロット、6ポートまでのUSB1.1をサポートする他、2チャンネルのATA100コントローラ、AC'97およびEthernetの論理コントローラを統合するなど、当時として標準的な機能を有している。
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