コーンウォール公領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:55 UTC 版)
「コーンウォール公」の記事における「コーンウォール公領」の解説
コーンウォール公領はおよそ570平方キロメートル以上の土地からなり、その半分はデヴォンにある。 伝統的に、コーンウォール公は領地から地代を受け取る権利を持つ。現在のコーンウォール公チャールズは、1973年にローンセストン城で地代として1足の白手袋、1つがいのグレイハウンド、1ポンドの胡椒とクミン、1組の金色の拍車、100枚のシリング銀貨、弓、槍、および薪を受け取った。また、公領の収入で自身の公務を賄う権利も持つ。コーンウォール公が不在のときは、公領からの収入は王のものとなる。 コーンウォール公は他にも公領においていくつかの権限を持っており、そのため憲法上の地位に関して議論がある。例えば、コーンウォール州長官は、イングランドやウェールズと異なり国王ではなく公爵によって任命される。また公領内で無遺言であったり相続人がいなくなった土地や発見された埋蔵物、およびコーンウォールの海岸で難破した船は公爵のものとなるが、コーンウォール外ではそのような財産は国王のものである。さらにイギリスで捕らえられたチョウザメは国王に対して(儀礼的に)献上されるが、コーンウォールでは公爵がその対象である。 2003年、公領は9,943,000UKポンドの収入があった。コーンウォール公領は所得税を免除されているが、チャールズは自発的に納税した。
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