コーホート測定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 21:11 UTC 版)
合計特殊出生率(TFR) - 女性が一般的な年齢別出生率を経験する場合に、女性が生涯に産むであろう子供の総数。年齢(または年齢5歳階級)別の女性人口で、その年齢(または年齢5歳階級)の女性による出生数を割った値(ASFR:age specific fertility rate)を、全年齢について合計したもの(年齢5歳階級の場合は合計して5倍したもの)。 総再生産率(GRR) - 女児に限定した合計特殊出生率。これは全ての女児が成長して少なくとも50歳まで生きることを前提としている。 純再生産率(NRR) - GRRに基づき、一部の女性が49歳以前に死亡するという現実的な減少を考慮した指標。というのも、GRRで数えられた潜在的な女児の一部は(病気や災害等の理由で)生き延びられないためである。NRRは常にGRRより低く、死亡率の高い国ではNRRがGRRの70%程度に下がる可能性もある。NRR = 1.0の場合、各世代1000人の女児が成長して、ちょうど1000人の女児を出産する。NRRが1未満の場合、各世代の女児は前世代よりも少なくなる。NRR が1より大きい場合、各世代の女児は前世代より多くなる。NRRは長期的な将来の成長可能性の尺度であるが、一般的に現時点の人口増加率とは値が異なる。
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