コンピューター・ウイルス(こんぴゅーたーういるす)
コンピューターに侵入してソフトウェアやデータを破壊するプログラムのことである。感染・潜伏・発症というサイクルを取りながら次々に他のコンピューターに広がっていく。感染を繰り返しながら増殖していくことから病気のウイルスをもじって「コンピューター・ウイルス」と呼ばれる。
日本でのウイルス感染に対する取り組みとしては、通産省の外郭団体である情報処理振興事業協会(IPA)が、被害届出の状況をまとめている。
増殖の仕組みとして、コンピューターが一旦ウイルスに感染すると、使用者も気づかないうちに他人へ被害を広げてしまう、ということがある。
感染したコンピューターから電子メールなどで他人とやりとりする際、ウイルスを含んだ電子メールが勝手に送信されてる。こうすると、また誰か別の人がウイルスを含んだメールを受け取ることになり、感染・発症につながる。
ウイルスに対する対策としては、ワクチンソフトの使用が効果的である。ワクチンソフトには、ウイルス検出・ウイルス駆除など、いろいろな機能のものが出回っている。これらはインターネット上の信頼できるサイトからダウンロードしたり、あるいは市販されているものを購入したりすることで入手できる。
また、不用意にファイルを開かないことも重要である。ウイルスは電子メールの添付ファイルとして送られてきる。この際に、たとえウイルスが送られてしまっても、そのファイルを開かない限りは、基本的にコンピューターは被害をこうむらない。従ってこの時点でそのファイルを消去できれば、ウイルスによる被害は防げる。
(2000.05.09更新)
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