コレクターズアイテムとしてのApple I
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 07:59 UTC 版)
「Apple I」の記事における「コレクターズアイテムとしてのApple I」の解説
2017年の時点で現存しているのは世界で約50-60台、そのうち動作するものは8台しか存在しないといわれている。 1999年のオークションで5万ドルで落札されたと言われている。 2006年9月12日放映のテレビ番組・開運!なんでも鑑定団にて未組立状態の品に600万円という鑑定額が付いた。 2009年9月、eBayにて1万7千ドルで売れた。 2010年3月23日、eBayにて42,766ドルで売れた。 2010年11月、シリアル番号82のApple Iがロンドンのクリスティーズにて133,250ポンド(約21万ドル)で落札。落札額がここまで高いのは、珍しいドキュメントとオリジナルのパッケージ(箱。送り主の住所としてジョブズの実家の住所が書かれたラベルがある)、ジョブズ自身がタイプしてサインした手紙(技術的質問への返事)、オリジナルの送り状(セールスマンの名前として "Steven" と書かれている)が付属していたためである。もともとの購入者はイタリアの Polytechnic University of Turin で、BASICプログラムの実行に使われていた。 2012年6月15日、実動するApple Iがサザビーズのオークションで37万4500USドル(約2950万円)で落札された。希少であるためコレクターズアイテムとなっている。 2015年5月30日、シリコンバレーのリサイクルセンターに持ち込まれた廃棄家電に、世界で7台目となる完動品のApple Iが紛れていたことが判明、コレクターオークションで20万USドル(約2400万円)で売却された。リサイクル業者は売上額の半分を元の持ち主に返還したい意向を示している。 2016年、量産される前に製造されたテスト版にあたる「Celebrationモデル」がオークションに出品され、81万5000ドル(約8300万円)で落札される。ウォズニアック自身が鑑定し「市販されたものではない」と認めている。 2017年5月20日、8台目となる完動品がドイツのオークションハウス「Breker」に出品される。ウォズニアックとジョブズとの電話の会話録音も付いている。落札価格は11万ユーロ(約1375万円)だった。直近の事例より安くなっているのは、スティーブ・ジョブズの死の影響から落ち着いたからだろうと見られている。 2018年3月、動作不能になったApple Iを修復した人物が現れる。故障した部品はApple Iと同時期に製造された別の機器に使われている同等品を取り外して交換するという手法により、限りなくオリジナルに近い状態になっている。 2018年8月、アメリカのオークションハウス「RR Auction」に修理されたものが出品される。同年3月の件とは修理した人物は別人のため別個体となる。
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