こころまち【ココロマチ】(食用作物)
登録番号 | 第4472号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | こころまち よみ:ココロマチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮城県 | |
品種登録者の住所 | 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐々木武彦 阿部眞三 松永和久 岡本栄治 永野邦明 丹野耕一 千葉芳則 狩野篤 植松克彦 滝沢浩幸 早坂浩志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「東北131 号」(後の「ハヤユタカ」)に「中部44号」を交配した雑種第1代の葯培養を行って得られた植物体から選抜,育成された固定品種であり,育成地(宮城県古川市)における成熟期は早生の晩,障害型耐冷性,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強い水稲,粳種である。 草型は偏穂数型,稈長は中,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数はやや多,粒着密度はやや疎,穂軸の抽出度は短である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は少である。玄米の形及び精玄米千粒重は中,大小はやや小,光沢はやや良,見かけの品質は上の中,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は早生の晩,障害型耐冷性は強,穂発芽性はやや難,耐倒伏性はやや強,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+,穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は強である。 「ササミノリ」と比較して,障害型耐冷性及び耐倒伏性が強いこと等で,「アキヒカリ」と比較して,草型が偏穂数型であること,粒着密度が疎いこと,穂発芽性が難であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型が+であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,宮城県古川農業試験場(古川市)において,昭和57年に「東北131 号」(後の「ハヤユタカ」)に「中部44号」を交配し,58年にその雑種第1代の葯培養を行って再分化した個体の中から選抜,育成された固定品種である。61年から生産力検定試験,系統適応性試験及び特性検定試験,62年以降「東北141 号」の系統名で地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。平成5年は培養後第11代である。 |
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