こい‐むすび〔こひ‐〕【恋結び】
こいむすび【コイムスビ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10364号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | こいむすび よみ:コイムスビ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮城県 | |
品種登録者の住所 | 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 永野邦明、松永和久、佐々木武彦、阿部眞三、岡本栄治、植松克彦、早坂浩志、滝澤浩幸、薄木茂樹、黒田倫子、千葉文弥、宮野法近 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中部73号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮城県古川市)における成熟期は晩生の早、障害型耐冷性が極強、いもち病ほ場抵抗性が強の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長はやや長、細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや疎、穂型は紡垂状、頴毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は中である。玄米の形及び大小は中、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、心白の多少は極少、大小は極小である。出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「ひとめぼれ」と比較して、耐倒伏性が強いこと、いもち病ほ場抵抗性が強いこと等で、「ゆめむすび」と比較して、障害型耐冷性が強いこと、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に宮城県古川農業試験場(古川市)において、「中部73号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配し、平成3年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、5年より生産力検定試験、6年より特性検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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