ゲーテとマリアンネのベンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 16:40 UTC 版)
「ハイデルベルク城」の記事における「ゲーテとマリアンネのベンチ」の解説
1922年の初め、メインテラスの東端に石灰岩でできたゲーテとマリアンネのベンチが設置された。この石造りのベンチは、ハイデルベルク大学の教授らが1919年に、西東詩集の出版100周年記念に呼びかけたものである。背もたれには、オリエントで恋の使者とされるヤツガシラが刻まれ、ベンチの上にはこう刻まれている。 Und noch einmal fühlet Hatem Frühlingshauch und Sommerbrand (そして再び春の息吹や夏の灼熱を感じた) これは、ゲーテがマリアンネ・フォン・ヴィレマーと出会った時の思いを引用したものである。 ベンチの近くには、ゲーテの頭像が掲げられた高さ2mのゲーテ記念碑がある。この記念碑は1987年5月5日のヨーロッパの日に除幕された。石造の基台にはこう記されている。 Auf der Terrasse hoch gewölbten Bogen war eine Zeit sein Kommen und sein Gehn (高いヴォールトのアーチが支えるテラスの上には、私に去来した一つの時代が載っている) この「高いヴォールトのアーチが支えるテラス」とはシェッフェルテラスのことである。
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