ゲオルゲ・サラウによる標準ロマ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 08:58 UTC 版)
「ロマ語」の記事における「ゲオルゲ・サラウによる標準ロマ語」の解説
ゲオルゲ・サラウによる主として東ヨーロッパのロマ語方言に基づいた標準ロマ語は、アナトリア半島において形成された頃の古いロマ語をモデルとして語彙や文法要素を選択した、純化されたやや規範的なものとなっている。発音は各方言の基層言語由来のものに最も近い[訳語疑問点]。各方言で様々な方言変種のあるような場合は、最も古形に近い変種が採用されている。例として、byav(異形としてabyav、abyauなど)、akana(異形としてakanakなど)、shunav(異形としてashunav、ashunauなど)といったものが挙げられる。また、既に用いられている語彙をもとにした新語の創出にも取り組まれている。このような新語の例としてはxuryavno(飛行機)、vortorin(計算尺)、palpaledikhipnasko(遡及的に)、pashnavi(形容詞)が挙げられる。ルーマニア語由来のvremea(天気、時間)、primariya(市庁舎)、frishka(クリーム)、sfinto(聖なる)などといった借用語についても絶えず改定が行われている。完全な造語はヒンディー語からbijli(電気、電球)、misal(例)、chitro(絵画、デザイン)、lekhipen(筆記)などが、また英語からprintisarel、prezidentoなどが創出されている。
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