ケクロプスの娘とは? わかりやすく解説

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ケクロプスの娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 19:07 UTC 版)

アグラウロス」の記事における「ケクロプスの娘」の解説

このアグラウロスは、アテーナイ王ケクロプスの娘で、エリュシクトーンヘルセー、パンドロソスと兄弟である。アグラウロスアレースとの間にアルキッペーを、また一説ヘルメースとの間にケーリュクスを生んだ神話によればアグラウロスとその姉妹たちはアテーナーから赤子エリクトニオス入った箱を預かった。しかしアグラウロスヘルセーは中を見ることを禁じられていたにもかかわらず、箱を開いて見てしまい、エリクトニオス守っていた殺されたとも、アテーナー怒り触れて気が狂いアクロポリスから身を投げたともいわれる。またあるいは3人で中を見たそのことカラスアテーナー知らせ、3人は気を狂わされて海に身を投げたともいわれるオウィディウスによればヘルセーとパンドロソスはアテーナー言いつけ通り預かっていたが、アグラウロス姉妹たちを笑いながら中身を見、そのことカラスアテーナー知らせた。後にヘルメースヘルセーに恋をして訪ねて来たとき、アグラウロスは恋の仲立ちをすると言って黄金をせしめ、ヘルメース追い返した。それを知ったアテーナーは「嫉妬」に命じてアグラウロスの心にヘルセー対す嫉妬を起させた。このためアグラウロス悩み苦しみヘルメースが再びやってきたときにヘルセー部屋の扉の前に座り込んで神を入らせまいとした。怒ったヘルメースアグラウロス石像変えたが、その石像嫉妬心のために黒色であったという。 なお、アテーナイのアクロポリスにはアグラウロスの聖苑があって、ペルシア戦争のさい、ペルシア軍はこの付近からアクロポリス登り神託誤解してテミストクレース従わずアクロポリス立てこもっていたアテーナイ人を皆殺しにした。

※この「ケクロプスの娘」の解説は、「アグラウロス」の解説の一部です。
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ケクロプスの娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:09 UTC 版)

ヘルセー」の記事における「ケクロプスの娘」の解説

アテーナイ王ケクロプスの娘で、アグラウロスとパンドロソスの姉妹アテーナー預けられエリクトニオス入った箱を開けてしまったため、発狂させられ姉妹たちと共に投身自殺した。ただし、ヘルセー死なずヘルメースとの間にケパロスもうけたともいわれる

※この「ケクロプスの娘」の解説は、「ヘルセー」の解説の一部です。
「ケクロプスの娘」を含む「ヘルセー」の記事については、「ヘルセー」の概要を参照ください。

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