ケインズの言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 16:54 UTC 版)
「軍事ケインズ主義」という言葉は、決して公共投資を軍事面に向けることから連想してできた訳ではなく、ケインズ自身が直接アメリカ人(とイギリス人)に向かって、戦争準備が大恐慌の傷を受けたアメリカのためになることを主張している。 1939年にケインズは「戦費調達論」で、強制貯蓄の必要性(英国民の犠牲)を説いている。 1940年にケインズは「アメリカ合衆国とケインズプラン」 の中で、戦争準備によりアメリカは大恐慌から復活を遂げるだろうと予見した。 (アメリカの産業経済の巨大な生産力により)あなた方の戦争準備は(英国と違って)犠牲を必要とするどころか、かえって個人の消費をこれまで以上に促進し、それ(戦争準備による消費の促進と米国の復活)はニューディールが成功しても失敗に終わっても米国民に与えることができなかったものになる。
※この「ケインズの言葉」の解説は、「軍事ケインズ主義」の解説の一部です。
「ケインズの言葉」を含む「軍事ケインズ主義」の記事については、「軍事ケインズ主義」の概要を参照ください。
- ケインズの言葉のページへのリンク