ケインズ原理主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 19:51 UTC 版)
「ポスト・ケインズ派経済学」の記事における「ケインズ原理主義」の解説
ケインズ原理主義(Fundamentalist Keynesian)とは、『一般理論』におけるケインズの立場を「新古典派経済学の理論や政策的含意だけでなく、その還元主義的方法をも否定していた」と解釈する、急進的なポスト・ケインズ派である。彼らは、ケインズが至る所で強調していた確率と不確実性の役割を重視しており、特にローソン、キャラベリ、フィッツギボンズ、オドンネルらの著作をルーツとする1980年代中盤以降の新しい原理主義者は、『一般理論』第12章における不確実性の議論と『確率論』における哲学的思索との関係をめぐる、原典解釈に力点を置いている。
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