グローリー・スポーツ・インターナショナル設立
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「GLORY (格闘技)」の記事における「グローリー・スポーツ・インターナショナル設立」の解説
2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、ブーンと、ブーンに協力していたスポーツ・マーケティング広告代理店トータル・スポーツ・アジア(TSA)、フランスの投資家ピエール・アンデュランド(Pierre Andurand)らが改めて結託し、ピエールとTSAが合わせて総額3000万ドル(約23億円)以上の出資をして、ゴールデン・グローリージムとは独立した興行の運営母体としてグローリー・スポーツ・インターナショナル(Glory Sports International Pte LTD.)を設立(略称はGSI)。2012年3月23日のモスクワ大会で事実上旗揚げした。また、それまではキックボクシングと総合格闘技(MMA)の試合を並行して組んでいたが、GSI旗揚げ以降はキックボクシングをメインとして重視するようになった。この時点で既にゴールデン・グローリージム所属選手たちに加えてピーター・アーツやジェロム・レ・バンナ、ジョルジオ・ペトロシアン、佐藤嘉洋といった大物選手を複数獲得していることを明らかにしており、世界屈指の新たなキックボクシングの一大勢力が出現した形になった。法人としてのGSIはシンガポールに所在し、クアラルンプールにも拠点会社を持つ。 GSIの正式な旗揚げ後、初の大会となった2012年5月28日のスウェーデン・ストックホルム大会から大会名を「GLORY(グローリー)」に変更し、同大会では16選手参加の70kg級の世界トーナメント(従来のK-1 WORLD MAXと同じ形式)を開幕させた他、メインイベントでは初のワンマッチの王座としてセミー・シュルト対エロール・ジマーマンによる初代GLORY世界ヘビー級王者決定戦を行った。
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