クロノサウルス
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クロノサウルス (Kronosaurus) は、中生代前期白亜紀のアプト期からアルブ期[1]にオーストラリアなどで生息していた海棲爬虫類。具体的な体サイズには諸説あるものの最大級の首長竜であり、短い頸部と巨大な頭部を持つ頂点捕食者。属名の由来はギリシャ神話の神クロノス。クロノスはゼウスの父であり、息子による権威の簒奪を予言されたため「自分の子供達を次々と丸呑みして腹中に封じてしまう」という逸話があり、巨大な顎をもつこの生物の名前として採用された。ゼウスの父クロノス自体が時間の神クロノスと混同されることがよくあるため、しばしば「時のトカゲ」と和訳されることがあるが[注釈 1]、厳密に言えば誤りである。
注釈
出典
- ^ a b Kear BP. 2003. Cretaceous marine reptiles of Australia: a review of taxonomy and distribution. Cretaceous Research 24: 277–303.
- ^ 冨田幸光(監修)、舟木嘉浩『恐竜』小学館〈小学館の図鑑NEO〉、2002年、155頁。ISBN 4092172117。
- ^ Romer AS, Lewis AD. 1959. A mounted skeleton of the giant plesiosaur Kronosaurus. Breviora 112: 1-15.
- ^ ヘーゼル・リチャードソン、デイビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、150頁。ISBN 4-7875-8534-7。
- 1 クロノサウルスとは
- 2 クロノサウルスの概要
- 3 関連項目
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