【クルビット】(くるびっと)
ポストストール機動の一種。
急激な機首上げを行い、機の針路を殆ど変えずにループするもの。
実用機に近い研究機を含む戦闘機の中でこの機動が可能なのは、Su-27系列のうち、カナードや推力偏向ノズルを搭載した一部の機と、MiG-29OVT、F-22のみ。
また、MiG-29OVTはダブルクルビットという、連続2回転(正確には1回転と3/4)する技をエアショーで披露している。
一部のメディアにおいて、この機動をもってドッグファイトを制するような表現がされている場合があるが、実戦において速度を殺す事は自殺行為であり、行えばミサイルの標的にしかならない。
クルビットやコブラは、このような異常な迎え角でも機の制御が可能である事、エンジンが失火しない事など、高性能をアピールするためのデモンストレーションでしかない。
クルビット(Kulbit)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 15:08 UTC 版)
「コブラ (マニューバ)」の記事における「クルビット(Kulbit)」の解説
クルビット(Kulbit)は、水平飛行中のコブラから機首を前方に戻さず、後方に一回転させ水平姿勢に戻る機動を指す。外見上の挙動は、高度を変えないままの宙返りとなる。 Su-27 フランカーの発展向上型であるSu-37 フランカーE2によって初公開された。Su-30MKM フランカーF2が推力偏向を用いず動翼のみで成功した事例もあるが、推力偏向ノズルを持つ機種であれば難易度は下がる。現在のところ、この機動を行えるのはSu-27・Su-35・Su-37・F-22などの高度な失速機動特性を持つ機種に限られている。 フィクション作品では、コブラと同様な必殺技として描写されることが多い。
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