クリプトビオシス【cryptobiosis】
クリプトビオシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 21:33 UTC 版)
クリプトビオシス(英語: cryptobiosis、「隠された生命活動」の意)は、クマムシなどの動物が乾燥などの厳しい環境に対して、活動を停止する無代謝状態のこと。水分などが供給されると復活して活動を開始する。乾眠とも[1]。
- ^ 『クリプトビオシス』 - コトバンク
- ^ 中坪 孝之(広島大学大学院生物圏科学研究科) (2018年10月10日). “みんなのひろば植物Q&A 苔はなぜ乾燥できるのか”. 一般社団法人日本植物生理学会. 2024年4月6日閲覧。
- ^ 堀川大樹 (2014年6月25日). “連載 クマムシ観察絵日記 第7回 コケの中の乾燥生物フレンズ”. ナショナルジオグラフィック. 2024年4月6日閲覧。
- 1 クリプトビオシスとは
- 2 クリプトビオシスの概要
- 3 概説
- 4 参考文献
クリプトビオシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 08:18 UTC 版)
緩歩動物「クマムシ」は乾燥状態になると、体内のグルコースをトレハロースに変えて乾眠(かんみん)する。この一見死んだように見える状態をクリプトビオシス(cryptobiosis)と呼ぶ。そして水分を得ると復活して活動を開始する。このほかにもネムリユスリカの幼虫・アルテミア(シーモンキー)の卵などが、乾燥状態に耐えられるのも細胞内にトレハロースを蓄えるからと考えられている。 植物においても砂漠や山岳地帯に生えているイワヒバはトレハロースを有することで乾燥してカラカラになっていても雨が降ると青々と復活するため、「復活草」とも呼ばれている。また、干椎茸がよく水で戻るのもトレハロースを含有するためと言われている。 こうしたクリプトビオシスの時の生体内でのトレハロースの作用機序は、分子の運動を制限する状態を維持するガラス転移説と水の代わりに入り込む水置換説やそれらの作用が複合的に関与しているとも考えられている。だが、クリプトビオシスを行う生物すべてがトレハロースを蓄積するわけではないため、トレハロース以外にもクリプトビオシスの成立にとって重要な物質が存在することを示している。
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クリプトビオシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 07:01 UTC 版)
「DEATH STRANDING」の記事における「クリプトビオシス」の解説
「隠れた生命活動」の意、DS発生後に発見された新種生物。作中のクリプトビオシスは体長約5cmのクマムシの一種であり、フィールド上の特定のポイントに浮遊している。
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「クリプトビオシス」の例文・使い方・用例・文例
- クリプトビオシスの状態の、または、クリプトビオシスの状態に関する
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