クリプトコッカス脳髄膜炎とは? わかりやすく解説

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クリプトコッカス脳髄膜炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:57 UTC 版)

抗真菌薬」の記事における「クリプトコッカス脳髄膜炎」の解説

クリプトコッカス脳髄膜炎において最も多い基礎疾患HIV感染症だが、その他の疾患では肺クリプトコッカス症基礎疾患同様に悪性腫瘍膠原病腎疾患血液疾患などがあり様々な免疫不全患者発症する免疫抑制下で肺クリプトコッカス症発症し、咳、胸痛咳嗽認められた後に、全身播種発生し発熱頭痛嘔吐項部硬直精神症状など髄膜刺激症状脳炎症状認められ時に疑われるHIV患者では髄腔内の炎症軽微であり、臨床症状が軽い場合もある。神経学的な所見として、性格異常意識障害などを伴うこともある。頭部MRIでは髄膜肥厚脳内腫瘤影が認められる血液髄液中のクリプトコッカス抗原陽性であり、髄液検査では細胞数の増加と糖の低下認められる確定診断髄液墨汁染色とバードシード寒天培地による培養である。治療には、アムホテリシンB製剤フルシトシン併用が第1選択とされる

※この「クリプトコッカス脳髄膜炎」の解説は、「抗真菌薬」の解説の一部です。
「クリプトコッカス脳髄膜炎」を含む「抗真菌薬」の記事については、「抗真菌薬」の概要を参照ください。

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