クライマックスシーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:10 UTC 版)
「新幹線大爆破」の記事における「クライマックスシーン」の解説
羽田空港でのクライマックスシーンは、最終発着の終わる夜の10時から朝の5時前まで、同空港を貸し切り撮影が行われた。搭乗ゲートでの細かいやりとりのシーンは重要な芝居を要求されるため、後日セットで撮影したが、エキストラ数百人を使った搭乗ゲート付近や滑走路、埋立地などの撮影は実際に羽田空港で夜間の7時間に全て行った。ワンシーン終えるごとに機材を移動していたのでは間に合わないので、それぞれ4班体制でライティングやテストの準備を終え、スタッフ、キャストが移動する方式である。夜間撮影のため用意された機材は膨大な数に上り、機材車や電源車だけで十数台、エキストラ数百人を乗せたロケバスと合わせ、夕暮れに羽田に向かう道に延々、何十台もの車列が続き、B班助監督だった佐伯俊道は「ああ、この撮影所も長いことないのかもしれないなァ」とその時は思ったという。正規スタッフによる段取りは手際よく、夜明け前に撮影は完了し、朝8時に撮影所に到着した。東映東京ほぼ総出による共通体験をこなした喜びから、朝にも関わらず、所内のあちこちで酒宴が開かれた。 1975年6月24日クランクアップ。
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