クセノファネス

デジタル大辞泉

クセノファネス【Xenophanēs】

読み方：くせのふぁねす

［前565ころ〜前470ころ］古代ギリシャの哲学者・詩人。擬人的神観に反対し、神は一にして一切なるものと説いた。エレア学派の祖とする見方もある。

世界宗教用語大事典

クセノファネス 【Xenophanes】

古代ギリシアの詩人で哲学者。小アジアの生まれ。二五歳の時、ペルシアの侵入を避けてギリシアへ旅立ち、南イタリアやシチリア島を流浪した。彼は、ホメロスらの擬人的神観や多神論を非難し、神はただ一神で人間には似ておらず、全身が眼であり思惟であり耳であって、あらゆるものを操ると説いた。つまり、神は万有を自己のうちに含む存在、一にして全（一即全）であるというのであり、これをギリシア語でヘン-カイ-パン（henkaipan）という。その意味では彼は汎神論者。（前五七〇頃−前四七五頃）→ ホメロス

外国人名読み方字典

クセノファネス

名前 Xenophanēs

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クセノパネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/28 22:46 UTC 版)

クセノパネス（希: Ξενοφάνης、英: Xenophanes）は、紀元前6世紀のギリシア哲学者。クセノファネスと表記されることもある。