キハ91 2 - キハ91 8
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「国鉄キハ90系気動車」の記事における「キハ91 2 - キハ91 8」の解説
キハ91 1をプロトタイプとする量産試作車として、1967年7月に7両(2 - 8)が新潟鐵工所(2・3)・富士重工業(4 - 6)・日本車輌製造(7・8)の各社で製造された。DML30HSB形エンジンとDW4B形変速機を備える。台車はDT36A・TR205A。いずれもキハ91 1のものの改良形である。キハ91 2 - 7は冷房準備車として製造され、AU13形冷房装置を簡単に取り付けられる構造となっていた。中央西線での運用を前提に床下機器には耐寒耐雪装備が施され、冷房装置取り付けスペースの間には補助送風機が追加搭載(1、キハ90にも後に追加搭載)されており、特に低速での高負荷運転が連続する際に冷却力が不足する自然通風式放熱器の問題点は、この時点で既にある程度把握されていたと推測される。一方、キハ91 8は来るべき特急形のためのデータ取得を目的として、屋根上の放熱器間にAU13A形分散式冷房装置を7基、床下に自車1両分の冷房電源用として三菱重工業製4DQ-11P形ディーゼルエンジン駆動によるDM72形発電機を搭載した。
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