キセノンバルブ
電極間に約20kVの高電圧を印加してアーク放電が起きると、発光管内に封入されたキセノンガスが青白く発光する。これに伴い管内温度が上昇してハロゲン化物が蒸発、分離し、金属原子が白く放電発光する光源である。ハロゲンバルブに比較して太陽光に近い白色光、光束量がほぼ2倍、バルブ切れがない、寿命到来時は光束量が低下もしくは発光色が赤くなる。この光源を使用した前照灯を高輝度前照灯(キセノンヘッドランプ)という。光束量が多いため路面照射範囲を広げることができ、夜間運転時や雨天時により良好な視界が得られる一方、対向車への幻惑防止に対するバルブシェードなどの設計配慮が必要である。また車両電圧12Vを高電圧に変換する装置を備えるのでフェイルセーフ設計やユーザーへの取扱い警告など徹底する必要がある。
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