キア・プライド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 07:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動プライド(Pride)は、韓国の起亜自動車が生産するサブコンパクトカーである。第1世代は初代フェスティバの現地生産車であり、第2世代は2代目リオの韓国仕様車、第3世代は2代目のフルモデルチェンジ版である。
歴史
世代間の繋がり
同じ名称を冠しているが、第1世代の生産終了と第2世代の登場まで数年のギャップがある上に、以下のことから歴史的に第2世代が直接第1世代とつながっているとは言い難い面がある。
- 第2世代はリオの韓国仕様車である。
- 初代リオは韓国国内でもリオの名称で発売されていた。
- そもそもリオ自体がアヴェラ(2代目フェスティバ現地生産車)の後継という位置づけである。
- アヴェラ生産終了時期と初代リオ生産開始時期が重なる。
- そのアヴェラは第1世代プライドとは別個の車種として設定、併売された。
また、過去の車種の名前がサブネームなしで利用されるのは韓国車ではあまり見られないケースである。サブネームが公式には存在しない場合でさえ何らかの通称が生まれる(「グレンジャーTG」「NFソナタ」「アバンテHD」など、型式を基にしたパターンと、頭に「ニュー」を付けるパターンがある)のが常であり、第2世代プライドも「ニュー・プライド」と呼ばれることがままある。
第1世代(=フェスティバ)
3ドア/5ドアハッチバック・5ドアワゴン・4ドアセダン(プライドベータ)があり、5ドアハッチバックと4ドアセダンは日本にも左ハンドルのまま輸出され、それぞれ「フェスティバ5」と「フェスティバβ」としてオートラマより販売された。
なお、「起亜製のフェスティバ」ということに関して言えば2代目ベースのアヴェラもあるが、これはプライドとは別個の車種として設定されていた。
第2世代(=リオ)
第3世代(UB型、2011年- )
2011年のジュネーブショーでコンセプトモデルが初披露され、同年4月のソウルモーターショーにおいて開発コードの「UB」での出展を経て、同年9月28日発表・発売された。ヒュンダイ・アクセント/アクセントウィット(RB型)とはプラットフォーム、ガソリンエンジン(1.4L、1.6L・GDi)を共用する関係にある。全車にSRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグ、後席中央3点式シートベルトを装備することで安全性を高めた。
第2世代の韓国国外仕様では「リオ」を名乗っていたが、この世代でも国内仕様は引き続き「プライド」として発売。また、イメージキャラクターには歌手グループのKARAを採用しているが、その理由は「新型プライドとKARAはそれぞれのジャンルが各地で最高のものと認められ、ともに韓国内でのカムバックに対する期待が高いから」である[1]。
中国市場においては若干のエクステリアの手直しが施された上で「キア・K2」の名で販売される。
脚注
- ^ “KARAが広報!”新型PRIDE、オンライン・屋外広告が話題 “中央日報”. (2011年10月6日) 2011年11月5日閲覧。
関連項目
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キア・プライド(第1世代)
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「フォード・フェスティバ」の記事における「キア・プライド(第1世代)」の解説
「キア・プライド」も参照 韓国の起亜自動車ではキア・プライドという名称で生産・販売されていた。ボディタイプは3ドアハッチバックの他、5ドアハッチバック、4ドアセダン(プライド・ベータ)、4ドアセダンをベースとしたステーションワゴンがラインアップされた。 このモデルについては起亜ブランドでの輸出と並行し、北米、台湾、オーストラリアなどを始めとして、世界各地のフォードディーラー向けの生産や他自動車メーカーでの生産に関する技術供与を起亜が主導で行った。 モデル末期には日本市場においても起亜製5ドアハッチバックと4ドアセダンが相次いで輸入され、それぞれフォードブランドでフェスティバ5、フェスティバβとしてオートラマから発売された。なお、両者ともに左ハンドル仕様で販売されており、国内販売は低迷した。 海外生産が行われた拠点の内、イランの自動車メーカー・サーイパーではハッチバックやセダンの他、技術移転元の韓国同様多彩なバリエーションに加え、韓国でも設定の無かったピックアップトラックが用意され、2015年(平成27年)現在でも外観のマイナーチェンジを受けながら、この型の生産・販売が続いている。 なお、第2世代のプライドに関してはキア・リオを参照のこと。 フェスティバβ(起亜製) フェスティバβ(起亜製) 姉妹車のキア・プライド(3ドア) 姉妹車のキア・プライド(5ドア) 姉妹車のキア・プライド(ワゴン) サーイパー・プライド GLXi サーイパー・111 サーイパー・151
※この「キア・プライド(第1世代)」の解説は、「フォード・フェスティバ」の解説の一部です。
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