ガスミキサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:25 UTC 版)
LPGを空気と混合してエンジンに送る方式の1つであるガスミキサーは古くから用いられている方式である。ガスミキサー方式の主要構成は燃料遮断弁(英: fuel lock off)、気化・調圧弁(英: pressure regulator / vaporizer)、キャブレター(英: carburator)からなり、燃料遮断弁はエンジン停止中に液体のLPGが流出しないように止める弁機構、気化・調圧弁はLPGを気化させて、一定圧力に保つ装置、キャブレターはエンジンへの吸入空気の流量に応じてLPGを混合する装置である。気化の際の蒸発熱(気化熱)を与えるために、気化器には冷却水流路を設けられ、エンジンの廃熱を利用して温められている。後述の電子制御された方式と比較すると運転状況に即した燃料供給の精度が低く、燃費や出力の点で不利である。ただし、インジェクション化前でもキャブレター部分を電子制御化した電子制御ガスミキサーを組み合わせたものは存在していた。
※この「ガスミキサー」の解説は、「LPG自動車」の解説の一部です。
「ガスミキサー」を含む「LPG自動車」の記事については、「LPG自動車」の概要を参照ください。
- ガスミキサーのページへのリンク