カレッジスター兼メジャーリーガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:37 UTC 版)
「ダニー・エインジ」の記事における「カレッジスター兼メジャーリーガー」の解説
エインジは非常にマルチな才能を有していた少年だった。バスケットに野球、さらにはアメリカンフットボールでもエインジは学校のスターだった。高校生の時にはノースユージーン高校のバスケットチームを2年連続で州のタイトルに導き、パレード誌選出の高校オールアメリカンチームに選ばれた。アメフトの分野ではワイドレシーバーとして、同じくパレード誌選出のジュニアオールアメリカンに選ばれている。3つのスポーツでオールアメリカンに選ばれた唯一の人物である。 高校卒業後、エインジは1977年のMLBドラフトでメジャーリーグベースボールのトロント・ブルージェイズから指名を受けた。エインジはブリガムヤング大学に通う傍ら、プロ野球選手として活動することになる。 カレッジバスケでも華々しい活躍をしたエインジは、ブリガムヤング大学在学中の4年間でオールアメリカンに1回、アカデミー・オールアメリカンファーストチームには2回、カンファレンスの最優秀選手には1回選ばれ、カンファレンスのファーストチームには4年間全てで選ばれた。さらに最終学年の1981年には全米で最も活躍したカレッジ選手に贈られるジョン・ウッデン賞を獲得した。1981年のNCAAトーナメントにおけるエリート8進出を賭けたノートルダム大学との対戦で、残り1秒で逆転シュートを決めたエインジのプレイは、NCAA史上でも最も有名なショットの一つとして知られている。 カレッジバスケ界のスター選手だったエインジは、バスケのオフシーズンである夏にはブルージェイズでプレイしていた。2年間はマイナーリーグ生活だったが、1979年にはメジャーに昇格し、二塁手として87試合に出場。2年目には中堅手、3年目には三塁手としてプレイし、1981年までメジャーリーガーとして活動した。3シーズンの通算成績は665打数146安打(打率.220)37打点2HR。 大学で最後のシーズンを終えたエインジはバスケットに専念することを決意、1981年のNBAドラフトにエントリーし、ボストン・セルティックスから2巡目31位指名を受けた。エインジはブルージェイズ所属の選手だったため、セルティックスはブルージェイズからエインジの契約を買い取った。
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