カルロス・ブイトラゴとは? わかりやすく解説

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カルロス・ブイトラゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 19:31 UTC 版)

カルロス・ブイトラゴ
基本情報
本名 カルロス・アルベルト・ブイトラゴ・ロハス
通称 Chocorroncito(チョコロンシート)
階級 ミニマム級
身長 160.8cm[1]
リーチ 165.5cm[1]
国籍 ニカラグア
誕生日 (1991-12-16) 1991年12月16日(33歳)
出身地 マナグア
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 40
勝ち 32
KO勝ち 18
敗け 6
引き分け 1
無効試合 1
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カルロス・ブイトラゴ(Carlos Buitrago、1991年12月16日 - )は、ニカラグアプロボクサーマナグア出身。

ローマン・ゴンサレスのチームに所属している。「チョコロンシート」(Chocorroncito) の愛称で親しまれている。

概要

アレクシス・アルゲリョが生前育てた最後の弟子でファン・パラシオスや、ゴンサレスからボクシングのイロハを学び強打や防御技術が成熟した。前進して来る相手にはアッパーを打ち込むなど、戦術にも長けている。

来歴

2008年6月20日、オスカル・ロペスとデビュー戦を行い、4回3-0(2者が38-37、39-36)の判定勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2008年8月23日、ホセ・カルバハルと対戦し、プロ初のKO勝ちとなる初回1分36秒TKO勝ちを収めた。

2008年12月13日、6ヵ月ぶりにオスカル・ロペスと対戦し、3回1分40秒TKO勝ちを収めた。

2009年6月6日、ホセ・マルティネスと対戦し、2回にマルティネスからダウンを奪ったもののKO勝ちには至らず6回3-0(3者とも60-53)の判定勝ちを収め連続KO勝ちは8でストップした。

2009年12月19日、マナグアにあるエスタディオ・ナシオナルにて、エドガル・ヒメネスとWBO世界ミニマム級ユース王座決定戦を行った。4回にダウンを奪われあわやTKO負け寸前まで追い詰められるが7回に一気にラッシュをかけレフェリーストップを呼び込むTKO勝ち。逆転で王座獲得に成功した。

2010年6月18日、エディ・スニガと対戦、スニガをコントロールし3-0の大差判定勝ち。WBOユース王座初防衛、WBAフェデセントロ王座獲得に成功した。

2010年10月30日、エディ・カストロと対戦し、偶然のバッティングにより2回無効試合となり初防衛はお預けとなった。

2010年11月25日、ホルレ・エストラーダと対戦し、6回2分25秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。

2012年2月17日、WBO世界ミニマム級3位ガビエル・メンドーサとWBOラテンアメリカミニマム級王座決定戦で対戦し、3-0の大差判定勝ち。上位ランカーを完封し王座獲得に成功。ブイトラゴはこの勝利でWBO世界ミニマム級2位までランキングを上げた。

2013年7月20日、ユカタン州メリダにあるセントロ・デ・コンベンシオネス・ユカタン・シグロXXIで、WBO世界ミニマム級7位フリアン・イエドラスとWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦で対戦し、終始試合をコントロールし続け、イエドラスの前身をアッパーで食い止めポイントを連取し3-0の大差判定勝ちで王座獲得に成功した[2]。試合後、この試合はWBOから暫定王座決定戦とは認められず、ノンタイトル12回戦として扱われた。

2013年11月30日、ケソンアラネタ・コロシアムでWBO世界ミニマム級王者メルリト・サビーリョと対戦し、12回1-1(115-113、113-115、114-114)の判定で引き分けた為、王座獲得に失敗した[3]

2014年10月1日、ブリーラム県ニュー・アイモバイル・スタジアムヘッキー・ブドラーの正規王座認定に伴い空位となったWBA世界ミニマム級暫定王座決定戦でWBA世界ミニマム級6位のノックアウト・CPフレッシュマートと対戦。プロ初黒星となる12回0-3(3者とも113-115)の判定負けを喫しまたしても世界王座獲得に失敗した[4][5]

2015年3月21日、チアパス州タパチュラのパレンケ・デ・ラ・フェリア・メソアメリカーナで元IBF世界ミニマム級王者マリオ・ロドリゲスNABA北米ミニマム級王座決定戦を行い、4回に2度ダウンを奪って優位に進めて10回3-0(96-93、96.5-93、95.5-93)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[6]

2016年2月3日、WBAはWBA世界ミニマム級暫定王者でWBA世界ミニマム級1位のノックアウト・CPフレッシュマートと再戦するよう指令を出した[7]

2016年2月4日、上述の再戦指令に基づきチョンブリー県の市役所内特設会場でWBA世界ミニマム級暫定王者でWBA世界ミニマム級1位のノックアウト・CPフレッシュマートと1年4ヵ月ぶりに再戦したが、12回0-3(2者が111-117、109-119)の判定負けを喫しまたも王座獲得に失敗した[8][9]

2017年12月7日、IBFは最新ランキングを発表し、ブイトラゴをIBF世界ミニマム級3位にランクインした[10]

2017年12月31日、東京都大田区大田区総合体育館でIBF世界ミニマム級王者の京口紘人と対戦し、8回2分28秒TKO負けを喫しまたも王座獲得に失敗した[11]

2018年6月16日、サンファンのホセ・ミゲル・アグレロット・コロシアムにてWBO世界ライトフライ級王者のアンヘル・アコスタと対戦し、TKO負けを喫しまたも王座獲得に失敗した[12]

2020年10月30日、カリフォルニア州インディのファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノにてWBO世界ライトフライ級王者のエルウィン・ソトと対戦し、判定勝負けを喫し王座の獲得に失敗した[13]

2021年8月14日、テキサス州フリスコにてWBO世界ミニマム級王者のウィルフレド・メンデスと対戦予定だったが、ブイトラゴが減量苦で脱水症状となり12日に試合中止となった[14]

戦績

  • プロボクシング:57戦 40勝 (24KO) 15敗 1分 1無効試合
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2008年6月20日 4R 判定 3-0 オスカー・ロペス ニカラグア プロデビュー戦
2 2008年7月12日 4R 判定 3-0 エルネスト・カスティージョ ニカラグア
3 2008年8月23日 1R 1:36 TKO ホセ・カルバハル ニカラグア
4 2008年9月12日 2R TKO レスター・ベリオス ニカラグア
5 2008年10月4日 3R KO ジョバンニー・ナルバエス ニカラグア
6 2008年11月1日 1R 1:20 TKO エルネスト・カスティージョ ニカラグア
7 2008年11月28日 1R KO ペドロ・ラモス ニカラグア
8 2008年12月13日 3R 1:40 TKO オスカー・ロペス ニカラグア
9 2009年2月13日 1R 1:33 KO ホセ・フルタド ニカラグア
10 2009年5月1日 1R 1:45 KO ホセ・カルバハル ニカラグア
11 2009年6月6日 6R 判定 3-0 ホセ・マルティネス ニカラグア
12 2009年8月15日 6R 1:10 KO ジョバニー・ラヨ ニカラグア
13 2009年12月19日 7R 2:12 TKO エドガー・ヒメネス メキシコ WBO世界ミニマム級ユース王座決定戦
14 2010年2月6日 8R 判定 3-0 ホセ・マルティネス ニカラグア
15 2010年4月30日 3R 終了 TKO エクトル・エリサベス ニカラグア
16 2010年6月18日 9R 判定 3-0 エディ・スニガ コスタリカ WBA中央アメリカミニマム級王座決定戦
WBOユース防衛1
17 2010年10月30日 2R NC エディ・カストロ ニカラグア WBA中央アメリカ防衛1
18 2010年11月25日 6R 2:25 TKO ホルレ・エストラーダ  コロンビア WBA中央アメリカ防衛2
19 2011年5月6日 2R 0:44 TKO エディ・カストロ ニカラグア
20 2011年7月2日 8R 1:58 TKO ウィリアム・トラナ ニカラグア
21 2011年8月12日 10R 判定 3-0 フェリペ・リバス メキシコ
22 2011年12月9日 10R 判定 3-0 カルロス・メロ パナマ
23 2012年2月17日 10R 判定 3-0 ガブリエル・メンドーサ  コロンビア WBOラテンアメリカミニマム級王座決定戦
24 2012年5月26日 5R 2:48 TKO エディ・カストロ ニカラグア
25 2012年10月6日 5R 負傷判定 3-0 ホセ・アギラー ニカラグア
26 2013年5月3日 1R 1:24 TKO ヤダー・エスコバル ニカラグア
27 2013年5月25日 8R 判定 3-0 ホセ・アギラー ニカラグア
28 2013年7月20日 12R 判定 3-0 フリアン・イエドラス メキシコ
29 2013年11月30日 12R 判定
1-1
メルリト・サビーリョ フィリピン WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
30 2014年10月1日 12R 判定 0-3 ノックアウト・CPフレッシュマート タイ WBA世界ミニマム級暫定王座決定戦
31 2015年3月21日 10R 判定 3-0 マリオ・ロドリゲス メキシコ NABA北米ミニマム級王座決定戦
32 2016年2月5日 12R 判定 0-3 ノックアウト・CPフレッシュマート タイ WBA暫定・世界ミニマム級タイトルマッチ
33 2016年5月28日 1R 1:56 KO ロジャー・コラド ニカラグア
34 2016年10月15日 8R 判定 3-0 ホセ・メディナ・モラ メキシコ
35 2017年12月31日 8R 2:28 TKO 京口紘人ワタナベ 日本 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
36 2018年6月16日 12R 1:43 TKO アンヘル・アコスタ プエルトリコ WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
37 2019年2月2日 6R 判定 3-0 ギルマー・バウレス パナマ
38 2019年6月15日 10R 判定 0-3 マックウィリアムズ・アローヨ プエルトリコ WBOラテンアメリカフライ級タイトルマッチ
39 2019年12月21日 4R 0:52 KO フェリックス・モンカダ ニカラグア
40 2020年10月30日 12R 判定 0-3 エルウィン・ソト メキシコ WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
41 2021年12月4日 7R 0:46 TKO リカルド・ラファエル・サンドバル アメリカ合衆国
42 2021年12月18日 6R 判定 3-0 ルイス・マルティネス ニカラグア
43 2022年5月14日 1R 1:39 KO ルイス・マルティネス ニカラグア
44 2022年6月17日 3R 0:46 KO エディ・カストロ ニカラグア
45 2022年8月19日 8R 判定
2-1
ホセ・マルティネス プエルトリコ
46 2022年11月19日 10R 判定 0-3 ルイス・ビジャ・パディージャ メキシコ
47 2023年4月1日 10R 判定 0-3 フアン・カルロス・カマチョ プエルトリコ NABF北米スーパーフライ級王座決定戦
48 2023年6月6日 4R 2:05 KO ネルソン・ルナ ニカラグア
49 2023年8月26日 10R 判定 0-3 アンヘル・アコスタ プエルトリコ WBOインターナショナルライトフライ級王座決定戦
50 2023年10月7日 10R 判定
1-2
ノエル・レイジェス・セペダ ドミニカ共和国 WBA中央アメリカスーパーバンタム級タイトルマッチ
51 2023年12月23日 3R 終了 TKO ネルソン・ルナ ニカラグア
52 2024年2月24日 10R 判定
1-2
ヤイール・アラン・フランク・ベルデュゴ メキシコ
53 2024年3月30日 8R 終了 TKO リカルド・ラファエル・サンドバル アメリカ合衆国
54 2024年7月13日 3R 終了 TKO クリスチャン・カート アメリカ合衆国
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ a b 田口良一&京口紘人が予備検診、23日ダブル世界戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月21日
  2. ^ “ロマゴン2世”ブイトラゴ敵地で戴冠 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月21日
  3. ^ サビージョ、ブイトラゴと分ける ニエテスはKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月1日
  4. ^ Knockout CP Freshmart defeats Buitrago in Thailand WBA公式サイト 2014年10月1日
  5. ^ ノックアウト戴冠、ブイトラゴ初黒星 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月2日
  6. ^ “ポージョ”ロペスがTKO勝ち、WBA・SFe級暫定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年3月22日
  7. ^ Freshmart and Buitrago Do It Again WBA公式サイト 2016年2月3日
  8. ^ Knockout CP Freshmart Retains Interim WBA Title WBA公式サイト 2016年2月4日
  9. ^ ラウンドアップ コバレフがWBO月間MVP Boxing News(ボクシングニュース) 2016年2月5日
  10. ^ IBF Ratings IBF公式サイト 2017年12月7日
  11. ^ 京口紘人がIBFミニマム級V1 攻め続けて8回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月31日
  12. ^ Angel Acosta Stops Carlos Buitrago in Final Round, Retains Title”. Boxing Scene.com (2018年6月17日). 2019年6月27日閲覧。
  13. ^ ミドル級進出のムンギア 6回負傷TKO勝ち WBO・L・フライ級王者ソトは判定でV2”. Boxing News(ボクシングニュース) (2020年10月31日). 2021年5月5日閲覧。
  14. ^ Carlos Buitrago Unable To Make Weight, Title Fight With Wilfredo Mendez Pulled From Ortiz-Kavaliauskas”. Boxing Scene.com (2021年8月12日). 2021年9月13日閲覧。

関連項目

外部リンク




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