カメラ・ルシダの原理とは? わかりやすく解説

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カメラ・ルシダの原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:42 UTC 版)

カメラ・ルシダ」の記事における「カメラ・ルシダの原理」の解説

カメラ・ルシダcamera lucida明る部屋」)という名は、素描補助器具としてより古くから使われてきたカメラ・オブスクラcamera obscuraラテン語で「暗い部屋」)と対比させるためにつけられたものであることは明らかである。両者光学的仕組みの間に共通する部分はない。まず、カメラ・ルシダにはカメラ・オブスクラ違いカメラ」(部屋、箱)と呼べ部分存在しないカメラ・ルシダカメラ・オブスクラのように箱の中を暗くするような特別な光の調整がいらず、明るいところで使えて持ち運びもより簡単な描画補助器具である。また、カメラ・オブスクラ違いカメラ・ルシダ映像投射する機能はない。 最も簡単なカメラ・ルシダでは、半透明の鏡(マジックミラー)が45度傾けられている。画家がその鏡を通して紙の表面を見下ろすと、反射した正面風景真下の紙とが目の前で重ね合わさって見える。また弱い負レンズ凹レンズ)が組み合わされて、風景がまるで紙と同じ距離にあるかのような像を作り出し両方とも焦点があった状態で見ることができるようにする場合もある。 最初ウォラストンカメラ・ルシダでは、倒立した像の上左右正しい像に戻す正立プリズム使用されていた。使う人物の目 E はプリズム覗き込むが、瞳孔半分は、描画をする紙の表面 P を直接見て、残る半分プリズム ABCD通して二つの面で反射して正立した風景の像を見る。この二つ風景が目 E によって重ねあわされる。レンズ L と L' は、紙と風景見かけの距離を同じに調整する役割を果たす

※この「カメラ・ルシダの原理」の解説は、「カメラ・ルシダ」の解説の一部です。
「カメラ・ルシダの原理」を含む「カメラ・ルシダ」の記事については、「カメラ・ルシダ」の概要を参照ください。

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