オートマティスム【(フランス)automatisme】
オートマティズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:54 UTC 版)
「フィリップ・トルシエ」の記事における「オートマティズム」の解説
トルシエはオートマティズムを重要視し(自身のサッカー観として、オートマティズムなど組織的な面が60%で占め、30%が個の力、10%が不確定要素と発言したことがある)、ボールの位置や状況に応じて選手が自動的に動けることを理想とした。シャドートレーニングに主眼が置かれたため練習では紅白戦が極端に少なかったが、これは練習中の怪我といったアクシデントが起きやすいといったトルシエの配慮もある。一種のパターン攻撃で1982年ワールドカップでのブラジル代表などの前例がある(武智幸徳著「サッカーという至福」のなかで当時のブラジル代表メンバー、パウロ・ロベルト・ファルカンはこれをメカニズモ、機械プレーと呼んでいる)。メリットとしてはメンバーが入れ替わってもチームの質が大きく変化しないこと、デメリットとしてはその機構に縛られ、試合のリズムに変化をつけるのに交代選手の個性に頼らざるを得ないことが挙げられる。
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