オリンピック記念貨幣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:48 UTC 版)
「東京オリンピック記念貨幣」の記事における「オリンピック記念貨幣」の解説
世界初のオリンピック記念貨幣は、第15回大会の1952年ヘルシンキオリンピックを記念した500マルカ銀貨であり、1951年銘と1952年銘が発行されたが、発行枚数は少数にとどまるものであった。次は第18回東京オリンピックの本記念貨幣であり、これを嚆矢として第19回1968年メキシコシティーオリンピック(25ペソ銀貨)、第20回1972年ミュンヘンオリンピック(10マルク銀貨・6種)、第21回1976年モントリオールオリンピック(5ドル・10ドル銀貨・100ドル金貨・計28種)と相次いで多量の記念貨幣が発行され、収益の大会運営費への充当目的の発行が常態化していった。この背景には激増する大会の運営費用があり、また東京大会の記念貨幣の発行の成功によるところが大きいとされる。 冬季オリンピックでは1964年インスブルックオリンピック・1972年札幌オリンピック・1976年インスブルックオリンピックなど続けて記念貨幣が発行されている。その一方、1968年グルノーブルオリンピックでは記念貨幣が発行されず、現地の住民の間では大会の運営費用の穴埋めのため、また税金が高くなるとの嘆きの声が聞かれたという。
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