オフロード向け車両(クロスカントリー車、またはヘビーデューティー車)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:18 UTC 版)
「オフロード」の記事における「オフロード向け車両(クロスカントリー車、またはヘビーデューティー車)」の解説
オフロードを走行することを前提として設計された車両や改造された車両をオフロード車、略してオフ車などと呼ぶ。またオフロード車両や運転者を含めてオフローダーとも言う。またクロスカントリー車(略してクロカン車)、またはヘビーデューティー車とも呼ばれる。SUVの一種であるが、本格オフロード性能を特に重視した車のことをクロスカントリー車と言う場合が多い。 サスペンションは路面の凹凸が大きくても衝撃を緩和する能力やタイヤが路面から離れないようにする能力が求められ、比較的ストローク(伸縮量)を長く、ばね定数や減衰力は低めに作られる。ホイールストロークをより稼ぐ目的で、スタビライザー(アンチ・ローリング・バー)を無効化する機構を装備する車種もある。また、車体が地面に接触して破損したり、引っかかって動けなくなってしまったりといった事態を防ぐため、最低地上高は比較的高く作られている。 もし強い衝撃を伴って地面に触れた場合でも重要な部品が壊れないように、自動車やオートバイのエンジンや変速機、自転車のチェーンホイールなどの下には、金属やFRPなどの板で作られた保護材が備えられる場合もある。あるいはソリ状の板(スキッドプレート)を取り付けて、地面の凹凸に引っかかりにくいようにする場合もある。
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