エビの代表的な感染症とは? わかりやすく解説

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エビの代表的な感染症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 23:48 UTC 版)

エビ」の記事における「エビの代表的な感染症」の解説

エビ養殖場では下記感染症などが発生し問題となる。 イエローヘッド病 (病原体:Yellowhead virus ) 自然発病ブラックタイガー発生国は、東南アジア多くタイインドインドネシアマレーシアフィリピン中国台湾など。 稚エビ養殖開始2ヶ月程度までの幼エビ感染し易く、突然数日間過剰な摂餌行動示した後、摂餌不良となり死亡する外見上の変化は、エラ(まれに肝膵臓)の薄黄色変色または白色化。特に、過密養殖池発生し易く急激に養殖池全体感染拡大する。 伝染性皮下造血器壊死症病原体パルボウイルス科の IHHN ウイルス国際ウイルス分類命名委員会では暫定的に パルボウイルス科Brevidensovirus属 PstDNV としている) 自然発病はブルーシュリンプ、ブラックタイガークマエビクルマエビなど。 発生域広く南北アメリカ大陸カリブ海諸国ハワイグアムタヒチニューカレドニア東南アジアイランオーストラリアなど。 稚エビ斃死率が高いが、成エビではほとんど死亡しない。摂餌顕著に低下し行動異常が観察される生存している個体生涯ウイルスキャリアーとなる。 タウラ症候群病原体:Taura syndrome virus (TSV) ピコルナウイルス科自然感染宿主は、ホワイトレッグシュリンプ。発生域は、南北アメリカ大陸東南アジア。 稚エビから成エビまで感染し共食いウイルス汚染されにより感染拡大する。一般的に全体が薄赤く変色し柔らかい殻と空胃が特徴的。 バキュロウイルス・ペナエイによる感染症病原体:Nucleopolyhedrovirus属のBaculovirus penaei(BP) PvSNPV) 自然発病は、ホワイトレッグシュリンプ、ウシエビ商品名ブラックタイガー)など。 発生域は、南北アメリカ大陸カリブ海諸国ハワイなど。 幼生期(プロトゾエア、ミシス、ポストラーバ期)が最も高い感受性示し種苗生産場において大量斃死発生。 モノドン型バキュロウイルスによる感染症病原体:Nucleopolyhedrovirus属のPenaeus monodon-type baculovirus (MBV) PemoNPV) 自然発病は、ウシエビ、テンジククルマエビ、ホワイトレッグシュリンプなど。 卵、ノープリウス幼生を除く全ての生活史段階感染し幼生期(プロトゾエア、ミシス、ポストラーバ期)で多く斃死する。

※この「エビの代表的な感染症」の解説は、「エビ」の解説の一部です。
「エビの代表的な感染症」を含む「エビ」の記事については、「エビ」の概要を参照ください。

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