エディションの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:27 UTC 版)
「Microsoft Windows Server 2003」の記事における「エディションの種類」の解説
アップグレード対象製品は Windows NT Server 4.0、Windows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Serverのみ。ただし、Windows 2000 Advanced ServerからWindows Server 2003 Standard Editionにする事はできない。 Web Edition Web サービスやホスティング サービスを目的としたフロントエンド用途である。IIS 6.0 が利用される環境を想定して設計されており、このエディションはクライアント・アクセス・ライセンス (CAL)を必要としていない。OS 単体では販売されておらず、Web サーバー ファーム用のハードウェアとともに OEM 提供となっており、64 ビット版は提供されていない。 Standard Edition 中小企業向けまたは大企業等で利用されるファイル サーバーやプリント サーバーを目的とした小規模サーバー用途である。Active Directory などサーバー サービスは取り揃えている。 Enterprise Edition SQL Server の使用や e コマースを目的としたバックエンド サーバー用途である。Standard Edition と比べてクラスタリングなどの高度な機能をサポートしている。 Datacenter Edition 高度な信頼性や拡張性、可用性が必要な環境で使用される。 Compute Cluster Server スーパーコンピュータなどの高性能数値演算クラスタを必要とするアプリケーションの利用を想定して設計されたもの。x64 版のみのリリース。 Small Business Server Exchange Server や ISA Server 等がセットになっている SOHO 等の小規模なビジネス環境用。製品としては安く機能が豊富だが、CAL 等に若干の決まりごとがある。Active Directory のインストールが必須要件であり、AD フォレスト内で単独のドメインしか構成できない制約がある。そのため、AD を削除したり、他ドメインと信頼関係を結ぶことは出来ない。また、後に発売された Windows Home Server の基にもなっている。 Storage Server Edition Windows Powered Network Attached Storage (Windows Powered NAS) の後継製品に当たり、Windows Server 2003 を基にしたストレージ機器 (NAS) 向けである。プロセッサ・メモリの上限は明記されておらず、ハードウェアとともに OEM 提供(プリインストール)となっている。
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