エチオピア政府軍との交戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 02:55 UTC 版)
「ティグレ人民解放戦線」の記事における「エチオピア政府軍との交戦」の解説
「ティグレ紛争」を参照 2020年11月、エチオピア政府はTPLFが政府軍の基地を攻撃したとして開戦を宣言。空爆を含めた攻撃を開始した。また、TPLFはアビィ首相と友好的な関係にあるエリトリアがエチオピア政府軍を支援しているとも主張しており、エリトリアの首都アスマラの空港を攻撃した。同年11月22日、エチオピア政府側はティグレ人民解放戦線に降伏するよう最終通告を実施。同年11月26日、通告期限が切れたとして州都メケレに対して攻勢を開始した。政府軍はメケレの制圧を宣言したものの、散発的な戦闘が続いたほか、指導者らは逃亡先から指示を出し徹底抗戦を続けた。 2021年、TPLFは反攻に乗り出し、同年7月にはティグレ州の大半を奪還したと主張した。エチオピア政府は同年7月4日に停戦を宣言したが、TPLF側は一方的な宣言であるとして一蹴。自分たちを正当な政府であると認めるよう要求するとともに、隣国のエリトリア軍の撤退を求めた(当初エリトリア軍の介入は秘匿されていたが、同年3月にエチオピアが認めている)。 同年8月、TPLFは撤退するエチオピア軍を追撃する形でティグレ州から南のアムハラ州へ移動。州都ラリベラを占領した。さらにTPLFは隣接するオロミア州を拠点とするオロモ解放軍と連携しながら、首都アディスアベバへの攻撃も示唆した。エチオピア政府は11月2日、国家非常事態を宣言した。11月5日にはティグレ人民解放戦線をはじめとする9つの反政府勢力が連合したことが発表された。
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