エステバン・ロアイザとは? わかりやすく解説

エステバン・ロアイザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 02:57 UTC 版)

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はロアイザ第二姓(母方の)はヴェイナです。
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • エステバン・ローアイザ
  • エステバン・ロアイサ
エステバン・ロアイザ
Esteban Loaiza
基本情報
国籍 メキシコ
出身地 バハ・カリフォルニア州ティフアナ
生年月日 (1971-12-31) 1971年12月31日(48歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1991年 ドラフト外
初出場 1995年4月29日 フィリーズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム メキシコ
WBC 2006年

エステバン・アントニオ・ロアイザ・ヴェイナEsteban Antonio Loaiza Veyna , 1971年12月31日 - )は、メキシコバハ・カリフォルニア州ティフアナ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

発音指示では、ステイバン・ロワイザ(s-TAY-bahn lo-WHY-zah)となっている[1]

経歴

1991年3月21日に、ドラフト外でピッツバーグ・パイレーツと契約し、プロ入り。1995年4月29日に、同球団からメジャーデビューを果たす。

1998年7月17日に、トッド・ヴァン・ポッペルおよびウォーレン・モリスとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍。

2000年7月19日に、ダーウィン・クビアンおよびマイケル・ヤングとのトレードでトロント・ブルージェイズへ移籍。

2002年10月29日に、FAとなる。

2003年シカゴ・ホワイトソックスで大ブレイク。それまでもコンスタントにローテーションに入って投げていたが、自己最高の成績を残したのは2003年だった。ブルージェイズ時代の2002年9月に覚えたカッターが有効で、キャンプ前のマイナー契約から見事に這い上がった[2]。その年は最多奪三振のタイトルを獲得したほか、オールスターにも選出され、その試合で先発投手という大役を任された。

2004年7月31日にホセ・コントレラスとの交換トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。移籍後4先発で防御率7点台と期待を裏切り、8月末には先発ローテーションを外れてブルペンへ降格となった。10月29日にFAとなった。

2005年1月19日にワシントン・ナショナルズと契約。10月28日にFAとなり、11月29日に総額2140万ドルの3年契約でオークランド・アスレチックスと契約。

2006年第1回ワールド・ベースボール・クラシックではメキシコ代表に選ばれ、1次リーグのカナダ戦では好投した。しかし、2次リーグの日本戦では里崎智也本塁打を浴びたり、松坂大輔に投げ負けるなど、結果を残せなかった。シーズンが開幕すると、左手首を痛めてDL入りしたり、6月には飲酒運転とスピード違反で逮捕される不運に見舞われた。

2007年は、故障の影響で開幕から4ヶ月以上となる長期離脱を余儀なくされる。8月29日に、ジェイソン・シュミットランディ・ウルフらが故障により長期離脱したため、先発投手を求めていたロサンゼルス・ドジャースへ移籍。移籍後は全5登板とも先発を務めたものの、1勝4敗・防御率8.34と精彩を欠き、プレーオフ進出をかけて争っていたチームの足を引っ張る形となった。

2008年は先発5番手として開幕を迎えたが、不振のため先発を外されたのち、右肩を痛め故障者リスト入り。5月24日にはクレイトン・カーショウの昇格に伴いDFAとなった。6月3日にFAとなり、6月4日に古巣のシカゴ・ホワイトソックスと1年契約を結んだ。しかし、右肩の状態は万全ではなく、6月13日に再び故障者リスト入りを余儀なくされた。7月25日に放出された。

2013年からメキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズでプレー。5月にシウダーデルカルメン・ドルフィンズへ移籍した。

私生活

2010年に歌手のジェニー・リヴェラと結婚。2012年12月9日にリヴェラが飛行機墜落事故で死亡し死別[3]

2018年2月9日、コカインを売買目的で所持していた容疑で逮捕された[3]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
1995 PIT 32 31 1 0 0 8 9 0 -- .471 762 172.2 205 21 55 3 5 85 6 1 115 99 5.16 1.51
1996 10 10 1 1 0 2 3 0 -- .400 236 52.2 65 11 19 2 2 32 0 0 32 29 4.96 1.59
1997 33 32 1 0 0 11 11 0 -- .500 851 196.1 214 17 56 9 12 122 2 3 99 90 4.13 1.38
1998 21 14 0 0 0 6 5 0 -- .545 394 91.2 96 13 30 1 3 53 1 2 50 46 4.52 1.37
TEX 14 14 1 0 0 3 6 0 -- .333 357 79.1 103 15 22 3 2 55 3 0 57 52 5.90 1.58
'98計 35 28 1 0 0 9 11 0 -- .450 751 171.0 199 28 52 4 5 108 4 2 107 98 5.16 1.47
1999 30 15 0 0 0 9 5 0 0 .643 517 120.1 128 10 40 2 0 77 2 0 65 61 4.56 1.40
2000 20 17 0 0 0 5 6 1 0 .455 480 107.1 133 21 31 1 3 75 1 0 67 64 5.37 1.53
TOR 14 14 1 1 0 5 7 0 0 .417 391 92.0 95 8 26 0 10 62 0 0 45 37 3.62 1.32
'00計 34 31 1 1 0 10 13 1 0 .435 871 199.1 228 29 57 1 13 137 1 0 112 101 4.56 1.43
2001 36 30 1 1 0 11 11 0 0 .500 837 190.0 239 27 40 1 9 110 1 1 113 106 5.02 1.47
2002 25 25 3 1 1 9 10 0 0 .474 670 151.1 192 18 38 3 4 87 1 0 102 96 5.71 1.52
2003 CWS 34 34 1 0 0 21 9 0 0 .700 922 226.1 196 17 56 2 10 207 3 1 75 73 2.90 1.11
2004 21 21 2 1 0 9 5 0 0 .643 604 140.2 156 23 45 3 1 83 2 0 81 76 4.86 1.43
NYY 10 6 0 0 0 1 2 0 0 .333 214 42.1 61 9 26 2 2 34 2 0 43 40 8.50 2.06
'04計 31 27 2 1 0 10 7 0 0 .588 818 183.0 217 32 71 5 3 117 4 0 124 116 5.70 1.57
2005 WSH 34 34 0 0 0 12 10 0 0 .545 912 217.0 227 18 55 3 5 173 6 0 93 91 3.77 1.30
2006 OAK 26 26 2 1 1 11 9 0 0 .550 679 154.2 179 17 40 3 5 97 2 0 92 84 4.89 1.42
2007 2 2 0 0 0 1 0 0 0 1.000 56 14.2 10 1 4 0 0 5 0 0 3 3 1.84 0.95
LAD 5 5 0 0 0 1 4 0 0 .200 108 22.2 26 9 16 1 1 15 0 1 21 21 8.34 1.85
'07計 7 7 0 0 0 2 4 0 0 .333 164 37.1 36 10 20 1 1 20 0 1 24 24 5.79 1.50
2008 7 3 0 0 0 1 2 0 0 .333 103 24.0 24 3 5 1 1 9 0 0 15 15 5.63 1.21
CWS 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 13 3.0 3 1 0 0 0 1 0 0 2 1 3.00 1.00
'08計 10 3 0 0 0 1 2 0 0 .333 116 27.0 27 4 5 1 1 10 0 0 17 16 5.33 1.19
MLB:14年 377 333 14 6 2 126 114 1 0 .525 9106 2099.0 2352 259 604 40 75 1382 32 9 1170 1084 4.65 1.41
  • 各年度の太字はリーグ最高

受賞歴・記録

代表歴

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Esteban Loaiza Stats”. Baseball Reference.com. 2018年2月20日閲覧。
  2. ^ 『月刊スラッガー』2004年1月号、21ページ
  3. ^ a b “MLB通算126勝の元投手を薬物所持で逮捕、球宴2度選出の実績”. AFPBB News. フランス通信社. (2018年2月13日). http://www.afpbb.com/articles/-/3162149 2018年2月13日閲覧。 

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類

ニューヨーク・ヤンキースの選手 ダジー・ヴァンス  マーブ・スロンベリー  エステバン・ロアイザ  ティム・リアリー  ジェフ・リアドン
ロサンゼルス・ドジャース及びブルックリン・ドジャースの選手 ダジー・ヴァンス  オダリス・ペレス  エステバン・ロアイザ  ティム・リアリー  ケニー・ロフトン
オークランド・アスレチックスの選手 マーブ・スロンベリー  ジャック・ハナハン  エステバン・ロアイザ  ミッキー・テトルトン  ジョー・ナックスホール
シカゴ・ホワイトソックスの選手 エド・コーリア  ジョー・ボーチャード  エステバン・ロアイザ  フロイド・バニスター  ケニー・ロフトン
ピッツバーグ・パイレーツの選手 バーリー・グライムス  ダジー・ヴァンス  エステバン・ロアイザ  フリアン・タバレス  ケニー・ロフトン
テキサス・レンジャーズ及びその前身球団の選手 トム・ロブソン  エド・コーリア  エステバン・ロアイザ  ミッキー・テトルトン  ティム・リアリー
トロント・ブルージェイズの選手 パット・ボーダーズ  ケイシー・ジャンセン  エステバン・ロアイザ  フレッド・ルイス  トラビス・スナイダー
ワシントン・ナショナルズ及びモントリオール・エクスポズの選手 アロンゾ・パウエル  オダリス・ペレス  エステバン・ロアイザ  フリアン・タバレス  ジェフ・リアドン
メキシコの野球選手 ビニー・カスティーヤ  フアン・カストロ  エステバン・ロアイザ  パブロ・オルテガ  ラファエル・ディアス

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