エアロ・D・ゼロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/26 09:36 UTC 版)
「ブリッテンV1000」の記事における「エアロ・D・ゼロ」の解説
エアロ・D・ゼロ(aero-d-zero)は、1985年にジョンが初めて空力特性を意識して製作したマシンである。元々の名前はエアロ・D・ワンであったが、後に今エアロ・D・ワンと呼ばれるマシンを製作した後、エアロ・D・ゼロへ改名された。 エンジンは、15度傾斜させたドゥカティ製ガソリンエンジン。フレームはスチール製の格子状。サスペンションは、フロントへはチェリアーニ製のフォークを、リアへはコニ製のショックユニットを使用。 カウルはポリスチレンで型取りして作成した炭素繊維製フルカウルで、ライダーの体にフィットするようデザインされた形状と、前輪の上部まで突き出たフロントカウル、ハンドル部を大きく覆ったフェアリングが外観上の特徴。ただし、このハンドル部のフェアリングは高速走行中に予期しないリーンの原因となることがあったので、速度記録に挑戦する場合は取り外されたという。カラーリングはオレンジがかった赤で、両サイドに銀色のラインがある。 最高速度は、BEARSのスピードトライアルにて247.8km/hを記録している。 当初は公道を走られるように、ライトや方向指示器などが搭載されていた。
※この「エアロ・D・ゼロ」の解説は、「ブリッテンV1000」の解説の一部です。
「エアロ・D・ゼロ」を含む「ブリッテンV1000」の記事については、「ブリッテンV1000」の概要を参照ください。
- エアロ・D・ゼロのページへのリンク