ウイルスの存在診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 07:10 UTC 版)
「COVID-19の検査」の記事における「ウイルスの存在診断」の解説
2021年12月現在、「PCR検査陽性」とは、本項で記述する検査で陽性だったことを指す。 「ポリメラーゼ連鎖反応」も参照 下気道由来検体(喀痰もしくは気管吸引液)または鼻咽頭ぬぐい液を用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を行うことでウイルスの存在を診断する。検体ごとに陽性率は異なっており、気管支肺胞洗浄液が93%、喀痰が72%、鼻ぬぐい液が63%、咽頭ぬぐい液が32%と報告されている。下気道にウイルス量が多いため、なるべく下気道由来検体を採取する。下気道由来検体を採取する際にはN95 マスク(または DS2 など、それに準ずるマスク)、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン、手袋を装着する。鼻咽頭ぬぐい液を採取する際には、サージカルマスク、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン (不足の場合はエプロン可)、手袋を装着する。検体は三重梱包を行い、公用車・社用車等の自動車または「カテゴリーB」を取り扱う輸送業者を利用して送付する。
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