ウィルシャー5000とは? わかりやすく解説

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ウィルシャー5000

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 01:36 UTC 版)

ウィルシャー5000トータル・マーケット・インデックス英語: Wilshire 5000 Total Market Index)は、アメリカ合衆国を代表する株価指数の一つ。ニューヨーク証券取引所NYSEアメリカンNASDAQで取引され、アメリカ合衆国に本店を置く全企業の株式を対象としており、米国株式市場を最も広範にカバーする時価総額加重平均型株価指数である[1]ウィルシャー5000またはウィルシャー5000指数とも言う[2]

1974年より、ウィルシャー・アソシエイツ英語版によって算出・公表されている[3]

ウィルシャー5000という名称は、算出当時の全米の上場企業数が約5000社であったことに由来するものである[2]1998年には、構成銘柄数は7562に達したが、その後はグローバリゼーションや外国証券市場の台頭、企業の統廃合の影響により減少[4]2020年9月30日現在の構成銘柄数は3445となっており、最も多かった頃の半分以下である[5]

米国時価総額とほぼ等しく、各国株式の時価総額を国内総生産(GDP)で除して求められ、株価の割安性の判断に利用されるバフェット指標(100%を上回れば割高)に、米国の時価総額の代理変数として活用されることでも知られる[6]

ウィルシャー5000からS&P 500構成銘柄を除いたものが、ウィルシャー4500英語版であり、米国小型株のベンチマークとされている[2]

脚注

出典

  1. ^ 証券用語解説集 ウィルシャー5000(うぃるしゃー5000)”. 野村証券. 2020年11月22日閲覧。
  2. ^ a b c ウィルシャー5000指数ってどんな指数?”. 投信資料館. 2020年11月22日閲覧。
  3. ^ The Wilshire 5000 Index: What You Need to Know - Modest Money”. 2020年11月22日閲覧。
  4. ^ KOPIN TAN「減少する米国の株式―ウィルシャー5000構成銘柄は98年の半分に」『ウォール・ストリートジャーナル』2014年2月25日。2020年11月22日閲覧。
  5. ^ Wilshire Associates - Wilshire 5000 Fact Sheet”. 2020年11月22日閲覧。
  6. ^ 川崎健「大きすぎて潰せない米国株 FRBは資産バブル黙認か」『日本経済新聞』2020年8月31日。2020年11月22日閲覧。

関連項目

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