ウィリアム・ペン像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 06:27 UTC 版)
「フィラデルフィア市庁舎」の記事における「ウィリアム・ペン像」の解説
市庁舎の頂点には11mのウィリアム・ペンの銅像が直立している。これは市庁舎の彫刻を手掛けたスコットランド出身の芸術家アレクサンダー・ミルン・カルダーによって作られたものである。この像は北東フィラデルフィアのタコニー製鉄所で鋳造され、1894年に塔の頂上に設置された。この像は建物の頂上にあるものとしては世界で最も高い。市は風化による劣化を軽減するためにおおよそ10年ごとに銅像を掃除することを義務付けている。像は中空で、その中には帽子に繋がる狭いトンネルがある。 この銅像より高い建物を建てないという紳士協定によって市庁舎は1986年にワン・リバティ・プレイスが建てられるまでフィラデルフィアで最も高い建物だった。この協定の廃止は地元のプロスポーツチームに呪いをもたらしたとされている。像には地元のプロスポーツチームのグッズが付けられることがあるが、1993年にはフィラデルフィア・フィリーズのキャップが、1997年にはフィラデルフィア・フライヤーズのジャージが付けられたが、両チームとも敗北した。2017年に別のウィリアム・ペン像が、フィラデルフィアで最も高い建物であるコムキャスト・テクノロジーセンターに設置されると、その数か月後、フィラデルフィア・イーグルスはスーパーボウルで優勝した。
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