イットリウム系超電導体とは? わかりやすく解説

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イットリウム系超伝導体

(イットリウム系超電導体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/21 06:41 UTC 版)

イットリウム系超伝導体(イットリウムけいちょうでんどうたい)とは、イットリウム(Y)を含む、90ケルビン(K)以上で超伝導転移を起こす化合物のことである。高温超伝導の中で銅酸化物高温超伝導に分類され、Y系高温超伝導体、Y系銅酸化物高温超伝導体とも書かれる。化学式はYBa2Cu3O7である。構成する元素の頭文字をとってYBCO(ワイビーシーオー)または、構成元素の物質量比(モル比)からY123(イットリウムいちにさん)とも呼ばれる。初めて発見された液体窒素沸点(77 K)を超える転移温度をもつ超伝導体であり、この発見以後、超伝導の研究が盛んに行われるようになった。


  1. ^ M. K. Wu, J. R. Ashburn, C. J. Torng, P. H. Hor, R. L. Meng, L. Gao, Z. J. Huang, Y. Q. Wang, and C. W. Chu (1987). “Superconductivity at 93 K in a New Mixed-Phase Y-Ba-Cu-O Compound System at Ambient Pressure”. Physical Review Letters 58 (9): 908–910. Bibcode 1987PhRvL..58..908W. doi:10.1103/PhysRevLett.58.908. PMID 10035069. 
  2. ^ 高温超伝導を用いた次世代NMR装置の開発


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