イギリス人の幽霊屋敷に対する情熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 19:33 UTC 版)
「幽霊屋敷」の記事における「イギリス人の幽霊屋敷に対する情熱」の解説
幽霊が出没することを英語では「haunted ホーンテッド」と言い、幽霊が出没する建物は「ホーンテッド・ハウス」「ホーンテッド・マンション」などと言う。イギリスでは、今日でも幽霊が現れる建物が多数存在しており、歴史的に由緒がある建物などでは、歴史上の人物が幽霊として現れることがある。イギリス人たちは、無類の幽霊好きで、自分の家に幽霊が出ることを自慢しあう。幽霊ファンのような層が存在し、幽霊見学ツアーなどが行われている。近代の心霊研究もイギリスを中心に発展したが、その理由は、ひとつには、イギリス人の気質が知的な探究心旺盛なため、幽霊が現れるとされれば、それを怖がったりせず、積極的に知的に調べてみたがるため、とも言われている。 幽霊を自分の目で見てみたいと思っているイギリス人も多いので、イギリスでは幽霊が出るとの評判が高い住宅・物件は、通常の物件よりもむしろ高価で取引されていることもある。日本では、幽霊が出る建物となると、悪い噂になるなどと考えて、ひた隠しにしようとしてしまう傾向があるのとは、対照的である。 日本でも幽霊が出ると言われている廃屋や廃病院などが注目を浴びる事があり、怖い物見たさで現地を訪れる人々もいる。ただし、個人や法人の所有地・所有物であり、そうした場所に無許可で侵入するのは法的には違法行為ともされ、また管理や手入れが悪い所であれば事故につながる恐れもあるので、面白半分の探訪は諌められることもある。 これらの建築物を題材とした創作物が多数存在する(後述)。
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