アーミー・グリーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 06:50 UTC 版)
「ピンク・アンド・グリーン」の記事における「アーミー・グリーン」の解説
ピンク・アンド・グリーンの廃止からおよそ60年後の2018年11月11日、陸軍はピンク・アンド・グリーンを踏襲して新たにデザインされた勤務服が2020年から認可され、2028年までに段階的に更新していく旨を発表した。新制服の採用は、1954年から着用されていた緑色のグリーン・サービス・ユニフォーム(勤務服)が2015年に廃止されたことで生じていた、青色のアーミー・サービス・ユニフォーム(礼装・勤務服)とアーミー・コンバット・ユニフォーム(野戦服)のギャップを埋めることを目的としていた。この決定に伴い、青色のアーミーサービス・ユニフォームは、グリーン・サービス・ユニフォーム廃止前と同様に、式典等でのみ着用される礼装と位置づけられることになる。下士官兵は年間の衣類手当を利用してこの新制服を購入することが可能で、また「採用にあたってアメリカの納税者に課す負担は皆無であり、全てアメリカ製である」と説明された。 発表当時の陸軍最先任上級曹長(英語版)ダニエル・A・デイリー(英語版)によれば、陸軍は新制服の名称として、「ピンク・アンド・グリーン」ではなく「アーミー・グリーン」を選んだという。 2018年にデイリーが説明したところによれば、アーミー・グリーンにはオリーブグリーン色のギャリソンキャップが標準的に付属し、ベレー帽とサービスキャップ(官帽)はオプション品とされた。タンカージャケット、ボマージャケット、アイクジャケットもオプション品として用意された。発表の時点では正式決定には至っていなかったが、空挺隊員がアーミー・グリーンを着用する際には、茶色のジャンプブーツ(英語版)(空挺靴)の着用を認めることが検討されていた。 女性兵士にも男性兵士と同様にパンツが標準的に支給され、スカートはオプション品となる。これは「性別に関わらず同じ兵士に見えるように」という女性兵士からの強い要望を受けての決定だった。
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