アービング、マローンの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 02:20 UTC 版)
「フィラデルフィア・セブンティシクサーズ」の記事における「アービング、マローンの時代」の解説
1975年、シクサーズはNBAのライバルリーグだったABAのインディアナ・ペイサーズからジョージ・マクギニスを獲得。さらに翌年、ABAからNBAに加盟したニューヨーク・ネッツよりジュリアス・アービングを獲得し、1978年にはドラフトでモーリス・チークスを指名すると、シクサーズは次第に優勝も狙える強豪へと成長していった。 この時代のシクサーズの宿敵は、1960年代と同様ボストン・セルティックスだった。アービング初年度の1977年に、シクサーズはセルティックスを破ってNBAファイナルに進出。ファイナルでは2勝4敗でポートランド・トレイルブレイザーズに敗退した。 1980年代初頭のシクサーズは、毎年60勝前後をマークするリーグ屈指の強豪だったが、あと一歩で優勝を逃す年が相次いだ。1980年にはセルティックスを下してファイナルへ進出、しかし新人マジック・ジョンソンの活躍によりシクサーズは2勝4敗で優勝を逃した。翌1981年のプレイオフではボストン・セルティックスに3勝4敗で敗退。セルティックスはこの年優勝した。続く1982年のプレイオフでは、セルティックスを3勝4敗で破ってNBAファイナルに進出。しかしファイナルではレイカーズに2勝4敗で敗れた。 優勝を目指したシクサーズはさらなる補強に着手し、フリーエージェントのモーゼス・マローンを獲得した。シクサーズはリーグ首位の65勝17敗でレギュラーシーズンを終え、マローンはMVPを受賞した。プレイオフに臨む折り、マローンは「フォー、フォー、フォー (4, 4, 4)」という有名なコメントを残した。これはプレイオフを12勝0敗で優勝するという意味だった。実際は4戦、5戦、4戦と12勝1敗での優勝になったが、これは当時のNBAのプレイオフ史上現在でも最高の勝率となっている。(2001年にロサンゼルス・レイカーズが勝率を更新)1996年に発表された『NBA50周年オールタイムチーム』で偉大なチームに選ばれた。チーム史上3度目の優勝で、これまでのところ最後の優勝となっている。
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